『2001年…』のスター・ゲートの 「光の洪水」のシーンで使用された装置。キューブリックが「何かが通り抜けるような感じ」と指示を出し、ダグラス・トランブルがこれを開発、実現した。黒い紙等にスリット状の隙間を開け、後ろから様々な色の光源を当てた後、カメラを前後に動かしながらスリットからこぼれた光源を撮影するという手法。この作品の影響で近年のSF映画における「ワープ」の表現として定着した。
現在では特殊効果のような使われ方をしていて、細かいスリットを被写体の前に置きそれをずらしながら撮影する事で、このようなグニャグニャと歪んだ映像を「スリット・スキャン」と呼称している。
