2019年07月

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 ええと、1980年代風に作った、存在しない『シャイニング・ボードゲーム』のパロディCMという理解で・・・いいんですよね? 凝りすぎてて本当に存在したのかと思ってしまいますが、発売元や価格の情報がないので、おそらくこのCM自体がパロディなんでしょう。

 しかし、おそらく既存のボードゲームを改造したのだと思いますが、なかなかよくできています。実際にあったら欲しいぐらいですが、血のエレベーターのチープ感はちょっと残念。それにしてもインベーダーの壁紙やら80年代風の衣装やら映像の雰囲気まで、あの時代をリアルに知っている管理人が見てもあまり違和感はないですね。


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左からバリー・トレンゴブ(ハイネマン[英]・1962年初版)、デイビット・ペルハム(ペンギンブックス[英]・1972年)、フィリップ・キャスル(バランタインブックス[米]・1971年)のアートワークがデザインされた小説版『時計じかけのオレンジ』のカバー。

 バリー・トレンゴブは映画の公開よりも前に『時計じかけのオレンジ』のペンギン版(注:ハイネマンの間違い?)の素晴らしいカバーをデザインしました。ペンギンの営業部は小説のカバーと映画のグラフィックとタイアップをしたかったのですが、キューブリックはそれを望みませんでした。結果的に、私は映画のポスターのような印象を与えられるアートワークの仕事を依頼されたという訳です。残念なことに、その後他の有名なエアブラシ・アーティストによって失望させられることになりました(ここではその名前を伏せておくことにします)。その人物は最終的にもっと制作時間を要求し、遅れたあげくひどい出来のものを提出したからです。締め切りが真近に迫っていたので、したくはありませんでしたが、受け取るわけにもいきませんでした。

 そういうわけで、日も暮れてから恐ろしいプレッシャーのもとで『時計じかけ…』のカバーデザインを作ることになりました。すでにほとんど時間がなく、一夜でトレーシングペーパーにアイデアを描き、朝4時に写植技術者に表紙カバー用のテキストを頼みました。5時にはバイク・メッセンジャーにタイプした編集者への指示書を手渡したのを覚えています。その後オフィスにて、このマットプラスチックのアセテート紙に黒の線画を描き、セパレーターに指定のカラーのオーバーレイをのせ、同時にカバーの複製を私の忠実な脳外科医のような技術を持つ(注:当時の広告制作はカッターナイフを使った切り貼り作業が中心だったので、その技術の高さを比喩したものだと思われる)アシスタントによって貼り付けました。まったく優秀なアシスタントたちでした。

 それから、より多くのひしゃげたヘルメットをかぶったバイク・メッセンジャーがロンドンの街を行くのを見ました。そして私は自分の作品が有名になったのを知ったのです。当時としては何と早かったことか! 私が徹夜で急いで作ったものがコロンビアで宣伝用ポスターとして、トルコではTシャツ、ロスとニューヨークでは色々な用途にアイコンとして扱われるようになったのを見て驚嘆したものです。自分が作ったものだから余計に目に付きました。それはさながら騒々しいパーティー会場に入って、普通は聞こえないはずなのに、自分の名前を誰かが口にした瞬間にそれが聞こえるのと似たようなものでした。

(全文はリンク先へ:{ feuilleton }Design as virus 15: David Pelham’s Clockwork Orange/2012年10月8日




 ペンギンブックスのアートディレクターだったデイビット・ペルハムが、小説『時計じかけのオレンジ』のブックカバーのデザインをした経緯を語った記事がありましたのでご紹介。

 キューブリックはアメリカ版を読み、それをベースに映画化しましたが、小説『時計じかけのオレンジ』は1962年にイギリスのハイネマン社から初版が出版されました。映画の好評を受け、権利を獲得したペンギンブックスが再度出版する際に、キューブリックは何故かフィリップ・キャッスルが描いた映画版のアートワークを使用することを拒否します。理由は定かではありませんが(アメリカでは「Based on the Novel by Anthony Burgess」と表紙に書かれた、映画版アートワークを使用した小説版がバランタインブックスから出版されている)ベンギンブックス版が映画のノベライズだと勘違いされるのを恐れた(ラストが映画版と異なる)のかもしれません。

 困ったデイビット・ペルハムは、一度は外部のイラストレーターに発注したものの、その出来に満足できず、苦し紛れにあの「歯車の目」のアレックスのグラフィックを作り出したわけですが、そのビジュアルが50年近く経った現在でも使用され続けているのは驚異的です。最近も書店でこのアートワークを使ったトートバッグを見かけました。ただ、このアートワークがキューブリック版の映画とは直接関係なく、キューブリックの管轄外であることはファンなら知っておくべき事実です。このアートワークはあくまで「ペンギンブックスのアートディレクターであるデイビット・ペルハムが、締め切りに追われ苦し紛れにキューブリックの映画版の印象を踏まえつつ作ったデザイン」であるということです。

 ところが、このアートワークに映画版の公式ロゴを組み合わせたデザインも存在します。それについて記事では

 伝えるところによると1972年(一年後の可能性も)のものらしいが、タイトルに映画のポスターからのタイトルデザインを使用している。映画記念サイトによると、「この別のR指定映画ポスターはニューヨーク、ロサンゼルスのみでの野外宣伝広告のためにデザインされた」という。映画はアメリカでは初週にX指定を受けてしまい、多くの映画館での公開ができなくなってしまうため、新たに再編集し、R指定映画となって公開された。1972年のペンギンのペーパーバックの背表紙にはペルハムのデザインがかなり後になってから広まるように、この版のアメリカでの販売を制限する版権制限の警告が書かれていた。

との説明がありますが、記事にある「野外宣伝広告のため」は守られず、管理人が1999年に当時ニューヨークにいた友人から送られてきたポストカードにも同じビジュアルが使用されていました。

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ペンギン版のアートワークにキューブリック版のロゴを合わせたデザインのポストカード。右はフィリップ・キャッスルによるキューブリック版のアートワーク(ヌード自販機のないバージョン)。

 このように、今となっては「キューブリック版」と「ベンギンブックス版」のアートワークは混用されてしまっていますが、その出自は異なるのではっきりと区別して認識すべきです。そのベンギンブックス版をデザインしたアートディレクターのデイビット・ペルハムが手がけた他のカバーデザインはこちらを参照してください。

翻訳協力:Shinさま

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 西尾維新の小説『物語シリーズ』は『化物語』をその発端に後にシリーズ化。 新房昭之監督と斬新な映像表現に定評のあるシャフトによってアニメ化、という経緯ということくらいしか知らないのですが、以前『憑物語』のOPに「シャイニングカーペット柄」が使われていることをここでご紹介しました。

 そして今回は『続・終物語』の第5話『こよみリバース 其ノ伍』で阿良々木がルドビコ療法を施され、斧乃木ちゃんがアレックスのコスプレで登場するという展開に(笑。ここまでくればパロディを通り越してすでに「再現」と言っていいレベルです。

 ところでこのアニメ、ほんの少しだけブツ切れでしか観ていないのですが、やたら入浴シーンが多い気が・・・(笑。この認識が合っているのか否かは、ファンの方のご判断におまかせいたします。

 公式サイトはこちら

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 キューブリックのルック社時代の写真を集めた写真展『Through a Different Lens: Stanley Kubrick Photographs』が、ロサンゼルスのスカーボール文化センターで2019年10月17日〜2020年3月8日の期間で開催されるそうです。昨年ニューヨークで開催されたものと同じような展示になると思いますが、写真を収蔵するニューヨーク市立博物館は作品の貸し出しに応じている様なので、日本でもぜひ開催して欲しいですね。

 公式サイトはこちら。写真を収蔵しているニューヨーク市立博物館の公式サイトはこちら、同名の写真集を紹介した記事はこちらです。

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SKC_2現在配送はヨーロッパのみだそうです。

SKC_BOX商品を入れる化粧箱「Stanley Kubrick Collector's Box」

 近年、キューブリック作品の版権管理がワーナーに一元化(ワーナーが権利を所有する『ロリータ』『2001年宇宙の旅』『時計じかけのオレンジ』『バリー・リンドン』『シャイニング』『フルメタル・ジャケット』『アイズ ワイド シャット』)され、日本でも数多くのキューブリックグッズが巷に溢れる様になってきました。そして本日、ついに「スタンリー・キューブリック公式アカウント」がワーナーと組んで公式ECサイトをオープン。まずはTシャツ、トレーナー、パーカーからのスタートのようです。

 このECサイトで商品を購入すれば「Stanley Kubrick Collector's Box」という化粧箱に入れて送付してくれるらしいのですが、いかんせん商品が35ポンドから55ポンド(約5,000円〜7,500円)と結構お高め。しかも配送は現状ヨーロッパのみだそうです。日本でのGUやイオンの頑張りを知っていると高すぎな気もしますが、小物・雑貨関係もリリースしてくる可能性もありますので、たまにチェックはしておきたいと思います。

 公式インスタはこちら、フェイスブックはこちら、Twitterはこちら。ECサイトはこちらへどうぞ。

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