2018年01月

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BFI(英国映画協会)が2014年に『2001年宇宙の旅』の特別上映行った際に制作されたHD版の予告編。



ワーナーはキューブリックの『2001年宇宙の旅』の公開50周年記念4K版リリースを予定しています

〈前略〉

 ワーナー・ブラザーズ・ホーム・エンターテイメントが、スタンリー・キューブリックの画期的なSF映画『2001年宇宙の旅』の4KウルトラHDバージョンをリリースする準備をしていることがわかりました。

〈中略〉

 『2001年…』は1968年4月2日に劇場公開され、2018年に公開50周年を迎えます。賭けてもいいですが、ワーナーは再リリースについて大騒ぎするでしょう。私たちの情報源によれば、3月下旬または4月上旬に4KウルトラHD版のリリースが予定されているようです。『2001年…』は 65mm(※70mmフィルム)で撮影された4KウルトラHD化にふさわしい作品です。

〈以下略〉

(全文はリンク先へ:BITS/2018年1月29日




 ある程度予想はしていましたが、これは嬉しいニュースですね。問題は特典映像があるか否かですが、カンザスで見つかったカットされたシークエンスについてワーナーは「公開しない」と明言しているので期待薄です。でもどこか期待している自分もあったりしていますが(苦笑。

 ソースとなるフィルムは70mmなので、高画質化による恩恵はかなりのものになると想像できます。同じく70mmで撮影された『スパルタカス』はすでに4Kでリマスター済み(リリースはいまのところHDのBDどまり)ですので、この2作品は今後も高画質化されていくでしょうね。逆に一番期待できないのが『時計…』。というのもこの時期の35mmカラーフィルムは技術的にまだ未熟で、画質があまり良くないそうです。『時計…』のBDの画質が思ったほど良くないのはソースのフィルムがそうである可能性が大きいと思われます。調べてみると、

フィルムの1フレーム(1コマ)の情報量を解像度に転化するならば、35mmフィルムならば6K、70mm(65mmネガ)フィルムならば8Kに相当すると言われる。

(引用先:MOVIE COLLECTION


という記事に行き当たりますが、ソースであるフィルムの状態が悪ければいくら6K相当の情報量があっても意味がありません。『バリー…』のBDもそんなに高画質とは言えない状態ですし、4K化の恩恵を受けるのはカラーフィルムの品質が安定した『シャイニング』以降ではないかと考えています。

 もちろん映像の高画質化は解像度だけで語れるものではありませんので、キューブリック全作品の高画質4K化を期待したいところですが、コストもかかるようですので、まずは鉄板の『2001年…』から4K化する、とワーナーが判断(『スパルタカス』はユニバーサル)し、公開50周年にぶつけてきたのは順当すぎるくらい順当な判断ですね。期待しましょう!
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小説『ドクター・スリープ』が刊行された際に制作されたオフィシャル・トレイラー。キューブリックの『シャイニング』との関連性はほとんどありません。



 スティーヴン・キングによる2013年の小説「ドクター・スリープ」が映画化されると、Indiewireなどが報じた。

〈中略〉

 監督は、同じくキング原作のNetflix配信作「ジェラルドのゲーム」を手がけたマイク・フラナガン。彼が、アキヴァ・ゴールズマンによる脚本のリライトも担当する。製作は、「シャイニング」と同じくワーナー・ブラザースが行う。

(全文はリンク先へ:映画ナタリー/2018年1月29日




 スティーブン・キングの小説『シャイニング』の続編、『ドクター・スリープ』については何度か記事にしてきましたが、監督がついに決定したみたいですね。あくまで『ドクター・スリープ』の映画化であって、その内容も『シャイニング』のダニーが大人になってからの物語です。なので『シャイニング』との関連性は薄く、キューブリックの影響云々はあまり考えなくてもよさそうです。まあ、オマージュシーンは仕込んでくる可能性はありますが。

 映画『シャイニング』については前日譚の『オーバールック・ホテル』の企画も進んでいるようです。こちらも気になりますね。


ドクター・スリープ 上(amazon)



ドクター・スリープ 下(amazon)
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カール・レヒリング作『ロイテンの戦い』(上)と『モルヴィッツの戦い』(下)(引用元:ART.com



 『バリー・リンドン』でバリーが参加したのは七年戦争の「ミンデンの戦い(1759年8月1日)」で、イギリス軍対フランス軍の戦闘でしたが、キューブリックはその映像化にカール・レヒリングが描いた『ロイテンの戦い(1757年12月5日)』『モルヴィッツの戦い(1741年4月10日に)』の絵を参考にしたそうです。「ロイテンの戦い」も「モルヴィッツの戦い」も対戦したのはプロイセン軍対オーストリア軍ですので、英仏が戦ったものではありませんが、同じ時期の戦闘ですので参考にしたのでしょう。

 特に『ロイテンの戦い』の絵は、打ち鳴らす太鼓も銃弾を浴びてもんどり打って倒れる兵士も映画と全く同じですね。キューブリックはこのように18世紀をそのままフィルムに映し取ることに固執し、膨大な絵画資料を漁ったようです。リサーチマニアのキューブリックらしいエピソードですね。

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フルメタル・ジャケット [Blu-ray](amazon)




 池袋にある名画座、新文芸坐の『魅惑のシネマ・クラシックスVol. 27 ワーナー・ブラザース シネマフェスティバル PART 4』と題した企画で『フルメタル・ジャケット』の上映が決定したようです。

 上映フォーマットはDCPで、スケジュール・料金は次の通り。

【スケジュール】
2月16日(金)12:05/16:35
2月17日(土)10:20/14:55/19:30

【特別料金】
一般1500円、学生1400円、シニア・友の会1100円/ラスト1本1100円(シニア・友の会1000円)

(引用先:新文芸坐・上映プログラム


 映画館でキューブリック作品を観られる機会は意外と少ない(DVDやBDが普及しすぎているせいもあるかも)ので、このチャンスをお見逃しなく。

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2001_50
公式サイトはこちら



 2018年3月21日から9月16日まで、ドイツ・フランクフルトにある「ドイツ映画博物館(Deutsches Filmmuseum)」で『2001年宇宙の旅』公開50周年展覧会『Kubricks 2001 – 50 Jahre A Space Odyssey』の開催が決定したようです。

 この展覧会ではオリジナルのデザイン画、モデル、衣装、小道具、撮影スケジュール、資料、写真など、ロンドンにあるスタンリー・キューブリック・アーカイブが所蔵する資料を展示するそうです。また『2001年…』にインスパイアされたミュージックビデオ、広告、デザイン、絵画、建築、詩なども展示され、別のセクションでは様々なアートジャンルの作品も紹介されるそうです。ぜひ日本でも開催をして欲しいですね。
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