2016年03月

    このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote

2001年宇宙の旅 [Blu-ray](amazon)


 GIF画像ライブラリーサービス Giphy に、スタンリー・キューブリック監督の代表的映画『2001年宇宙の旅』全編が569枚のアニメーションGIFとして公開されました。アップロードしたユーザーは「インターネットには著作物のアニメーション GIF が溢れているけど、どこまでがフェアユースとして許されるのか知りたい」としています。

〈以下略〉

(全文はリンク先へ:engadget日本版/2016年3月26日





 こういった行為に何の意味があるのかわかりませんが、動画ならNGでGIFならOKとはならないでしょうね。GIFも立派な動画です。因みにアップされたサイトはここです。

 それとは別に、著作権については抜本的に考え直す時期に来ているんじゃないでしょうか。著作権法が誕生したのは出版がメディアの中心だった時代です。この時代からTV時代まで、メディアはメディア系企業に握られていました。著作権法は主にメディア企業が守るべき法律で、受け手である一般視聴者には録音や録画の問題以外は、ほとんど関係がありませんでした。

 しかしインターネットの時代に入るとメディアは企業の独占ではなくなり、一般視聴者が情報を発信する時代へと変化しました。つまり「個人放送局」が安価に、安易に成立してしまったのです。こうなると著作物の複製・発信のすべてを一元的に「悪」と決めつけるのには現実的には不可能になってしまいました。当ブログを始め、ネット上のサイトやブログ、SNSのほとんどは厳密に言えば著作権法違反だらけです。インターネットが普及し始めの頃はある程度コントロール(特にアイドルの画像は厳しく制限されていた)できていたのですが、これだけネット世界が肥大化してしまえば、アウト・オブ・コントロール状態です。

 もちろん公開中の映画全編をネットにアップするなどもってのほかですが、著作物の多くが発表から時間が経過すればするほどその価値を失ってしまう現状を見れば、その価値を再度高める意味でも著作物の複製・発信の規制をゆるめるべきではないかと思っています。

 例えば映画ですが、公開から2年は全編著作権で守られ、それ以降は年数が経つごとに公開していいパーセンテージを増やしていき、100年経つと完全にパブリック・ドメイン化してしまうとか、です。そうすれば、忘れ去られようとしている旧作でも知る機会が多くなるので、再度その映画のDVDが売れ始める、などという事が起こり得ます。それはそれで著作権者にとってもメリットがあると思うのですが。

 では写真はどうするのか?とか媒体によって問題はありますが、著作権法が現実を全く反映していない現在、抜本的な改正が求められているのは間違いないと思います。

 まあでも「夢が欲しけりゃカネ払え〜」の人たちがそれを許さないんでしょうけどね。

[ブログランキング参加中]  にほんブログ村 映画ブログ 映画監督・映画俳優へ      


〈PR〉
〈PR〉

〈PR〉
〈PR〉




    このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote
_UL1500_
(ローチ)RWCHE 映画 SHINING シャイニング プルオーバーパーカー 12.0oz (裏起毛)


_UL1500_
RWCHE(ローチ) THE SHINERS Tシャツ


※色はそれぞれグレーと黒の2色。

 いやだからなぜその顔を選んだ(笑。RWCHEの担当者を小一時間問い詰めたい気持ちになりますが、季節も暖かくなってきましたし、こんなオサレアイテムでコーディネートして春の街を闊歩してみてはいかがですか?

 管理人は・・・これ着てキューブリック論を熱く語っても何の説得力もないでしょうからやめときます(笑。
[ブログランキング参加中]  にほんブログ村 映画ブログ 映画監督・映画俳優へ      

    このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote


 不朽の名作「ローマの休日」の脚本家、故ダルトン・トランボさんの生涯を描いた「トランボ ハリウッドに最も嫌われた男」の特報とポスタービジュアルが公開された。

(以下リンク先へ:映画.com ニュース/2016年3月18日





 『スパルタカス』でキューブリックと揉めに揉めたダルトン・トランボの映画が今年7月に公開されるそうです。まあ、こんな人の生涯まで映画化するしかないほどハリウッドはネタ切れなんでしょうか?だいたいハリウッドの赤狩りなんて今の日本人にはどうでもいい話ですもんね。団塊世代には懐かしい昔話ですが、若い人には「赤狩り」の言葉すら意味不明でしょう。ヒットする要素は皆無に思えるんですが。本国の予告編にはカーク・ダグラスが登場し『スパルタカス』のワンシーンも再現されていますが、IMDbにはキューブリックの名前がないのでさらっと触れるだけでしょうかね。

 この「ハリウッドの赤狩り」と「ハリウッド・テン」の話は興味がある方にはとても面白い話なのですが、共産主義の理想が瓦解した今となっては古いネタのギャグとしか思えません。「私がスパルタカスだ!」ならぬ「私がトランボだ!」で映画を締めくくっていただければもう言うことはありませんけど(笑。

 まあ、ちょっと心配になったのはハリウッドがキューブリックの生涯を映画化しないかという危惧。ハリウッドの「付き合い」に背を向けて我が道を貫いたキューブリックをハリウッドが好意的に描くとは思えませんので、是非ともやめていただきたい。でもトランボの生涯が映画化されるこのご時世。映画化されたらやっぱり・・・観に行っちゃうんだろうなあ。

 因みに『ジョニーは戦場に行った』と『ローマの休日』は管理人がとっても好きな作品なので念のため。
[ブログランキング参加中]  にほんブログ村 映画ブログ 映画監督・映画俳優へ      

    このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote
sc

A look at the latest Secret Cinema production: Stanley Kubrick’s Dr Strangelove

(THE UPCOMMING/2016年3月21日





■そもそも「シークレット・シネマ」とは?

 シークレット・シネマは、秘密の映画上映会。何の映画が上映されるのかは、行ってみてのお楽しみというイベントです。参加者だけに場所とドレスコードが案内される仕組みになっており、映画の世界観を再現した会場では、演劇、ダンス、音楽といった趣向を凝らしたパフォーマンスが繰り広げられます。2007年に同名の組織が始めたもので、過去には「ゴーストバスターズ」や「グランド・ブダペスト・ホテル」などが上映されました。昨夏の「バック・トゥ・ザ・フューチャー」は7万5000人を動員し、米ロサンゼルスでも開催されるなど、その人気が広まっているんです。

(引用先:映画.com ニュース/2015年9月18日


 なるほど。引用先の記事では『スター・ウォーズ 帝国の逆襲』でしたが、これで『博士…』が上映されたということなんですね。

 元記事の写真を見る限り、かなりの再現率と高いクオリティでとても楽しめそうなイベントですが、シャイでノリの悪い日本人はどこまで付き合えるかは大いに疑問です。上映する映画にもよるでしょうけど、バック・トゥ・ザ・フューチャーやスター・ウォーズ・シリーズ、ジブリ作品ならともかく、キューブリック作品じゃちょっと厳しいような・・・。

 まあこういう流行りのイベントは大手代理店がほっとかないでしょうから、その内日本でも開催されるんでしょうね。もしそんなニュースが流れたら「ああ、あれねぇ・・・」と利いた風な顔でもしておきましょう(笑。

 そんなことより普通にキューブリック作品が映画館で観たいですけどね。特に『シャイニング』。DCP化された日本語字幕付き北米版が国内に存在するはずなので、都内近郊での上映を何卒よろしくお願い致します!!

 シークレット・シネマの公式サイトはこちら
[ブログランキング参加中]  にほんブログ村 映画ブログ 映画監督・映画俳優へ      

    このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote

※動画中にはキューブリックの名前も登場する。

 フーツラ(Futura)は、1923年にドイツのバウハウスにおいて非常勤講師として勤めたパウル・レナー (Paul Renner) によって発表されたラテン文字のサンセリフ体書体。futuraとはラテン語で「未来」の意。

 「フトゥーラ」がラテン語や西欧諸語の発音に最も近く、カナ表記には他に「フツラ」「フツーラ」などが見られる。"tu"の音節の"u"のみが長音であるため、厳密には「フーツラ」という表記は原音からすると誤りであるが、日本ではこの読みが幅広く浸透している。

 いわゆるジオメトリック・サンセリフの一種で、幾何学的な造形が特徴的である。現在でもよく用いられているサンセリフのひとつで、ルイ・ヴィトンのロゴ等にも使用されている。

 一時期、「ナチスを連想させる書体であり、使う文化圏には注意を払った方がよい」と日本で言われたことがあった(朗文堂の片塩二朗が書籍等でこのように主張している)。しかし小林章や立野竜一の調査によれば、「ナチスを連想させる書体」という話は、日本だけで流布していた誤解である。フーツラは欧米諸国をはじめ世界中で広く使用される書体であり、「使用には注意が必要」という記述は間違いである。むしろバウハウスは、ナチスによって退廃的だと見なされて迫害された側である。

(引用:フーツラ - Wikipedia)


 キューブリックがサンセリフ系(セリフがない、つまりゴシック系)のフォントを好んだ話は以前この記事でしましたが、特にフーツラがお気に入りでした。『2001年…』ではポスターや広告に使用し、劇中でもHALが鎮座する「メモリー・ロジック・センター」の表記はフーツラです。他には『アイズ…』のタイトルシークエンスもフーツラですし、『バリー…』では上映映画館に通達した文書もフーツラを使用しています。

 上記にはバウハウスの影響が云々されていますが、確かにドイツらしいシンプルでクールなフォントですね。シンプルで読みやすいので欧米では幅広い用途で使用されていますが、反面日本ではここ最近はあまり見かけません。理由はドメイン表記をする際、「jp」の「j」の先が曲がっていないフーツラは敬遠されているのではないかと思っています。それにもう見慣れすぎたせいか、ちょっと古さも感じますしね。

 因みに当ブログのタイトルフォントは「DIN Condensed Bold」を使用しています。これもドイツ生まれ(DINとはドイツ工業規格の意味)のフォントですが、もしキューブリックが生きていたらこのフォントのシンプルでクールな佇まいを気に入っていたかもしれませんね。

[ブログランキング参加中]  にほんブログ村 映画ブログ 映画監督・映画俳優へ      

このページのトップヘ