2015年11月

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Elstree
※エルスツリースタジオ(Google Street View

 ロンドン北部のボアハムウッドにある映画スタジオ。キューブリック作品では『ロリータ』、『2001年…』(猿人のシークエンス)、『シャイニング』がここで撮影された。『シャイニング』の撮影中にオープンし「イギリス人スタッフの食習慣を大いに乱すことになる(『映画監督スタンリー・キューブリック』より)」マクドナルドもすぐそばに健在。


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※アルバート・ブリッジ・ガーデンズ(Google Street Viewでは中に入れないのでアレックスが佇んでいた反対側の入口付近)

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※欄干は雰囲気に合わないためかトリミングでばっさりカット。

 『時計…』で行き場所を失くしたアレックスが浮浪者に襲われた、アルバート橋のたもとにある公園。写真はちょうどディムの「ウェル・ウェル・ウェル」の場所。映画と比べるとキューブリックが巧みにピンク(撮影当時はベージュ)の欄干をトリミングでカットしていた事がわかります。ストリートビューでは残念ながら公園内に入れないのでその入口付近です。しかしテームズ川は当時も今も変わらず汚いですね。

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 日本での初放映はここでご紹介した通り1981年10月25日の日曜洋画劇場だったのですが、本国アメリカでも9年間もテレビ放映を封印していたんですね。1977年といえば5月に『スター・ウォーズ』が公開され大ヒット、その監督であるジョージ・ルーカスがたびたび『2001年…』に言及していたのが影響していたのかも知れません。翌年にはスピルバーグの『未知との遭遇』が公開されこれまた大ヒット。日本でもSFブームが沸き起こり、1978年に『2001年…』のリバイバル公開、そして1981年にテレビ放映という流れでした。

 今年になってから、日曜洋画劇場で放送された日本語吹き替え版がBSでたびたびオンエアされていますが、近い将来にBD収録もありそうですね。声優などの情報はこの記事にありますが、違和感はほとんどありませんでした。エンドクレジットの「ドナウ」がばっさりカットされていたのは当時もそうで、スターチャイルドからいきなり淀川長治の顔になったと記憶しています。

 日本語吹替版収録のパターンとして『博士…』のように別ディスクで収録するバージョンと、『スパルタカス』のように同じ映像に2種の音声を収録するバージョンとありますが、できましたら別ディスクで番組のオープニングも淀川氏の前後の解説も含めて収録して欲しいですね。『2001年…』のテレビ放映に尽力したテレビ朝日スタッフの苦労に報いる意味でも、当時のオンエアそのままのCMカットのみの完全収録を希望します。それほどエポックな出来事だったのですから。

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 以前『ロリータ』のプレミアのニュース映像はここでご紹介しましたが、『スパルタカス』のプレミアのニュース映像がYouTubeにアップされていましたのでご紹介。ちょっとわかりにくいですが、14秒あたりでタバコに火をつけならが会場入りしているのもキューブリックじゃないでしょうか。

 この映像はBDに特典映像として収録されています。他にもいくつかニュース映像が収録されていますが、キューブリックが映っているのはこれのみのようです。ちょっと残念。

※この記事の初出の際「この映像をBDに収録すべき」と書きましたが、上記と通り収録済みでした。お詫びして訂正いたします。

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 『恐怖…』で気に縛り付けられ、狂ったシドニーに迫られる少女を演じたヴァージニア・リースですが、その後女優として順調にキャリアを重ね、ついにこの『赤い崖』(1956)でヒロインの座を射止めます。なんとこの映画、当時としてはめずらしいフルカラーでシネスコープ。なのでよりリース嬢の美しさを堪能できます。でもこんな野太い声をしていたんですね。キューブリックが『恐怖…』でリースを喋らせなかったのは、この声のせいかも知れません。

 この『赤い崖』ですが、資産家の娘の妊娠を知った恋人が自殺に見せかけて彼女を殺害、それに疑問を抱いた姉(ヴァージニア・リース)が調査を始める・・・というフィルム・ノワールもの。原作は『ローズマリーの赤ちゃん』で有名なアイラ・レヴィン作の『死の接吻』で、当時ベストセラーになりました。1991年にはマット・ディロンの主演で再映画化されるほと有名な作品で、もちろん両作品とも日本で上映されました(1956年版は未VHS・DVD化)。

 にもかかわらず、リースは次作でB級カルトホラー『死なない脳』に出演。結局この『赤い崖』のヒロイン役がキャリアの中で一番メジャーな仕事となってしまいました。ちゃんと役を選んでいればもっと有名な女優になれたかもしれないのに、なんとももったいない話です。その後リースは映画でもテレビでも端役ばかり。結局中途半端なキャリアのまま女優を引退することになってしまいました。

 ちなみにこのリースは1960年に俳優でコメディアンのドナルド・ハロンと結婚。1968年には離婚してしまいますが、そのハロンと前妻との間に産まれたのがメアリー・ハロン。そう、あの『アメリカン・サイコ』の監督です。つまりリースから見れば元義理の娘という事になります。ちょっとびっくりですね。


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※マット・ディロンによる再映画化版。


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