2015年11月

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※赤丸で囲った人物がキューブリック。

 キューブリック初の映像作品『拳闘試合の日』はキューブリックが中心になって友人を巻き込んで制作されたドキュメンタリーですが、それに協力したキューブリックの高校時代の友人、アレキサンダー・シンガーによると、試合のシーンはキューブリックとシンガーが交代で撮影をしていて、ちょうどKOの場面はシンガーが撮影し、キューブリックはその時フィルムを交換中だったそう。それが上記のシーンになります。

 『拳闘試合の日』の動画はYouTubeで観る事ができる場合がありますが、アップされては削除されるという事を繰り返しています。なんらかの形でオフィシャルに観れる環境を整えて欲しいものです。


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Google Street View

 キューブリックの地元、セント・オールバンズの町にある映画館。以前は「オデオン」という名称だったが1995年に閉館。その後改装を経て2014年11月に「オデッセイ・シネマ」として再生、開館した。「オデッセイ」とはもちろん『2001年…』にちなんだ名称。キューブリックはこのセント・オールバンズにお忍びで買い物によく訪れていたそうだが、自分の作品にちなんだ映画館がオープンするなんて存命中には夢にも思わなかったに違いない。

 オフィシャルサイトはこちら

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 2015年5月25日、『シャイニング』のキャストとスタッフはエルストリー・スタジオの35周年を祝うためにプライベートで集まった。イベントは「エルストリー・プロジェクト」としてハワード・ベリーによって開催された。

 集まったのはレイ・トムキンズ(アートディレクター)、ルー・ボーグ(照明)、リチャード・ダニエル(録音)、レイ・アンドリュー(ステディカムオペレーター)、イワン・シャロック(録音)、ギャレット・ブラウン(ステディカム発明者・オペレータ)、ゴードン・スタインフォース(音楽編集アシスタント)、レイ・メリン(サウンドミキサー)、ケルビン・パイク(カメラ・オペレーター)、カタリーナ・キューブリック(リサーチ)、ロン・パンター(美術)、ヤン・ハーラン(エグゼクティブプロデューサー)、ダグラス・ミルサム(カメラアシスタント)、ギル・スミス(編集アシスタント)、アダム・アンガー(編集アシスタント)、トム・スミス(編集アシスタント)、ケイト・ロビンソン(カメラアシスタント)、リサ&ルイーズバーンズ(女優・双子の少女役)、ブライアン・クック(第1助監督)、エミリオ・ダレッサンドロ(スタンリー・キューブリックのドライバー&アシスタント)、ラリー・スミス(照明)、ダイアン・ジョンソン(脚本)。

 多くの参加者にとってお互いを知るのは35年間後初めてでした。昼食会の後、エルストリー・スタジオで当時の遺構を見学しましたが、残念ながらほとんど現存していません。巨大なステージが建っていた場所にはテスコストアとその駐車場になっています。しかし管理人室、ハロランのフロリダの家、オーバールックホテルのキッチンのシーンが撮影されたステージを含め、スタジオの多くは残っています。巨大なオーバールック・ホテルのファーサイドと迷路は、裏の敷地に建っていました。

 午後の集会の後、キャストとスタッフはチケットが完売した『シャイニング』が上映されるセント・オールバンズのオデッセイ・シネマに移動しました。そこでギャレット・ブラウン、ゴードン・スタインフォース、ダイアン・ジョンソン、ヤン・ハーランによる会見が行われました。

(引用先:OVERLOOK HOTELより)




 だいぶ前の記事ですが、参加スタッフを全員載せたかったので紹介に時間がかかってしまいました。『シャイニング』が撮影されたエルストリー・スタジオで催されたちょっとした同窓会のようなイベントだったようです。ここにジャック・ニコルソンやシェリー・デュバル、ダニー・ロイド、そして何よりもキューブリックが不在なのが寂しいですね。

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 今や押しも押されぬティーンエイジ・ポップスターになったケイティ・ペリーの、2010年に発表のセカンドアルバム『ティーンエイジ・ドリーム』からの一曲『パート・オブ・ミー』のPVです。

 歌詞の内容は男に振られた女の子が「あなたが何をしたって私の一部(意志)は奪えやしない」という力強いメッセージ・ソングなのですが、それがPVだとなぜか『フルメタル・ジャケット』から『プライベート・ライアン』の流れに・・・(笑。確かに歌詞に「石でも棍棒でも爆弾の一撃でも私の意志は奪えない」という一節が出てくるのですが、だからといってこうなったのは必然ではないでしょう。単にPVの監督がやりたかっただけのような気がします。

 ちょっと音楽的な話をすれば、以前ここでご紹介したファーストアルバム頃はギターポップ/ロックよりのアプローチで、ガールズバンド系の音だったのですが、こちらはエレクトロポップ風に変化しています。このアルバムで大ブレイクしたのでその判断は正しかったことになりますが、個人的にはバンドサウンドが好きなのでちょっと残念。最新作もその路線を踏襲していますが、4つ打ちとか裏拍にハイハットとかもう勘弁してほしいとロックやバンド好きは思ってしまいます。

 全然関係ないですが、このPVで外国人ねーちゃんの縞パンに萌え要素は一切ない!という事実が確認できました事をここにご報告しておきます(笑。


Teenage Dream: the Complete Confection CD, Import(amazon)


 

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※来日時のカラー記事(週間明星 1962年10月7日号)。昭和37年の日本でこのスタイル・ルックスなら相当可愛いと思う。

結婚なんてしたくない! 来日した“ロリータ娘”スー・リオン

 “ベン・ケーシー”とのロマンス説で大騒ぎされた16歳女優スー・リオンが、主演映画『ロリータ』宣伝のため初めて日本にやってきた。『ロリータ』といえば有名な背徳映画。中年男との異常な愛欲生活にふける美少女を演じたスー・リオンにインタビューして、ナゾに包まれた彼女の私生活をのぞいてみるとー

ー映画のロリータみたいに中年男とカケ落ちしたいと思ったことは…

「一度もないわ。私たちティーンエイジャーはあんまり年のちがわない子としか付き合わないもの。相手にするなら、せいぜい25どまり。私なんか19以上の男の子とデートしたことないわ」

ー女優になって一番うれしかったのは…

「お金がたくさん入ったこと。こんなに早く大金を稼ぐ方法って、ほかにはないわね。私は7年契約したから、安心して家にいる。これが一番うれしいわ」

ー学校のほうは…

「去年ハイスクールをやめてから、個人教授で勉強してるの。歴史、文学、フランス語、地理、お裁縫…生理(※生物のこと?)も習ったけど、カエルの解剖なんて私大嫌い。動物はみんな可愛いのにネ」

ー金髪がとてもきれい…

「もともとは淡い褐色だったの。でもテレビの役が欲しくて染めちゃったのよ。金髪だけど、ベビー・ベージュといってちょうだい」

ーパパがいないんですって?

「私が生まれて10ヶ月目に死にました。あとはずっとママが働いて育ててくれたのよ。姉妹は5人。兄、姉が3人。私は末っ子」

ー自慢にしているものは…

「ピンクと白で統一したベッドルーム。それからクルマ、16になったから免許証取ったのよ」

ーボーイフレンドいる?

「いるわよ。でも私、映画スターになる気だから、結婚して子供生もうなんて考えたくないわ。もし結婚して、家庭と女優が両立しなくなったら、やっぱり家庭に入るけど、そんなことにならないほうがいいなァ」

ー『ロリータ』の中年男になるジェームス・メースンは…?

「なんだかパパみたい。でも間違って恋をしてもいいナと思うくらい、魅力的ね。恋愛は年じゃないでしょ、16でオトナの人もあれば、50すぎてもまだコドモの人もいる…。だけど私は若い人じゃなくっちゃイヤ」

ーじゃあ“ベン・ケーシー”とのロマンスは…?

「映画での試写会で会って、がぜん騒がれちゃったのね。私、テレビの“ベン・ケーシー”は大ファンだから、よく見ます。でもビンスとのロマンスなんて…すこし気をまわしすぎるわ」

“ロリータ・ガール”スー・リオンは、その新鮮な魅力で男性ファンをしびれさせそうだ。

(週間明星 1962年10月7日号より)




 当時16歳のスー・リオン、生意気盛りのインタビューです。ネット上にある関係者のコメントによるとスーはロリータでもなんでもなく単なるヤンキー娘だったそうですが、撮影時は14歳だったのでだいぶ成長しちゃっていたんでしょうね。噂の性格の悪さはこのインタビューでもそこここに滲み出ています。

 当人は結婚について好き放題言っていますが、この1年後にとっとと8歳年上でコブ付きのハンプトン・ファンチャーと結婚し、それも1年であっさり離婚してしまうんですから何を言わんやです(詳細はこちら)。でもこの生意気さ加減こそ小説のロリータそのまま。そういう意味ではキューブリックとハリスの判断は正しかった事になります。

 記事で話題になっている『ベン・ケーシー』はこちらで記事にしています。ベン・ケーシー役のヴィンス・エドワースは無名時代、『現金…』で悪女シェリーの愛人役で出演しています。こんなところでもキューブリック作品つながりがあるなんてちょっとびっくり。もっとびっくりなのは下の写真。なんとあの坂本九との2ショット。リオン嬢、来日して浅草行っただけじゃなくちゃんと仕事してたんですね。

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※週間明星 1962年10月21日号 表紙

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