2015年10月

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 この度、試写会で『ムーン・ウォーカーズ』を観ることができました。でもまだ公開前ですし、映画そのものの感想はあえて封印し、キューブリックファンならではのディープなネタを、完全ネタバレしない程度に紹介したいと思います。

 まず台詞で直接言及があるキューブリック作品は『突撃』『スパルタカス』『ロリータ』『博士…』『2001年…』でした。その中でも『ロリータ』は・・・(上記参照)。

 オマージュですが、まずCIA長官の執務室がアレですね。長官が葉巻をくわえてあの人みたいですのですぐわかります。予告編でもチラっと映っていましたが、キューブリックの代理人の部屋にはこれが置いてありました。トイレでチンピラとの格闘シーンは完全にあのオマージュです。コップに入ったアレといい、この辺りは完全に『時計…』ネタ炸裂。

 怪しい屋敷に入っていく3人をカメラが追うエロいシーンはあれを想像させます。この時のBGMがこれなのがなんとも。ドラッグがらみだから『プラトーン』を思い出しちゃいますね。ピンクフロイドだったら面白かったのに。グルーピーの女の子が舐めてたアイスはやっぱりアレっぽい。オーディションのシーンでは出所のデモンストレーションで使われていたあの曲が。ここもファンならニヤっとできます。

 ギャングのボスの横に座る子分の服装はちょっとアレっぱかったですねライト?お約束の『ツアラトゥストラ』の後の銃撃戦の死屍累々はハリウッド・デビュー作を思い出しちゃいました。ボスをやっつける武器があれなのはやっぱりあのオマージュなんでしょうか?ラストに流れる曲はこれでしたが、ロックファンならおお、と思うかも。ライブラリー映像+皮肉の効いた歌という意味ではあのブラックなラストシーンを思い出しますが、ひょっとしたらそういう意図があったのかも知れません。

 まだ他にもありそうですが、とりあえず気づいたネタだけでも。やはり一番多かったのは『時計…』ネタですね。まあ劇中の時代背景を考えれば当然なんですが。以上、ネタバレを避けたために全く意味不明な文章になってしまいましたが、公開前なので何卒ご理解ください。映画そのものに関するレビューは劇場公開後に行いたいと思います。
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 【考察・検証】なぜキューブリックは『博士の異常な愛情』をマルチアスペクトで撮影したか?を検証するの記事に多くのアクセスをいただいており、改めてこの問題に対するファンの関心の高さを再認識いたしました。

 現状BDはヨーロッパビスタですが、今後控えているであろう4K化もビスタ収録である可能性が高いと思われます。そうなるとマルチアスペクトで視聴したければ、旧版のDVDを押さえておくしか方法がなくなります。以下はその該当DVDです。

 数が出ていますので、『シャイニング』の北米版のようにレア・アイテム化はしないと思いますが、それでも今後は入手が難しくなる可能性があります。どうしてもマルチアスペクト版が欲しい!という方は、早めの入手をおすすめいたします。





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博士の異常な愛情 [DVD](amazon)

メーカー:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
発売日:1997年12月12日
希望小売価格:4,700円+税
品番:DSD10035
ASIN:B00005M91U
EAN:4988107078671
ディスク枚数:1枚
映像:【マルチアスペクト(1:1.37&1:1.66)】
画面:【4:3】
本編:94分
音声:モノラル
録音:ドルビーデジタル
字幕:日本語
備考:初のDVD化。今はもうその姿を見ないCDケースサイズ。



博士の異常な愛情 [DVD](amazon)

メーカー:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
発売日:1998年10月23日
希望小売価格:3,800円+税
品番:SDD10035
ASIN:B00005LMGE
EAN:4988107092172
備考:3,800円に値下げ。内容に変更なし。


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博士の異常な愛情 [DVD](ワーナー版)
メーカー:ワーナー・ホーム・ビデオ
発売日:1999年9月10日
希望小売価格:3,800円+税
品番:DL36510
ASIN:
EAN:4988135523990
備考:初回限定3000枚でワーナーから発売されたパッケージ版。内容は上記と同じ。



博士の異常な愛情 [DVD](amazon)

メーカー:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
発売日:2002年11月1日
希望小売価格:2,500円+税
品番:BDD10035
ASIN:B00006JOJB
EAN:4988107218275
備考:価格を2,500円に値下げし、パッケージがトールケースサイズに。内容は上記と同じ。



博士の異常な愛情 (SUPERBIT) [DVD](amazon)

メーカー:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
発売日:2003年9月26日
希望小売価格:4,700円+税
品番:SB10035
ASIN:B0000AM8GA
EAN:4547462004031
ディスク枚数:1枚
映像:【マルチアスペクト(1:1.37&1:1.66)】
画面:【4:3】
本編:94分
音声:DTS/5.1chサラウンド/英語
   モノラル/英語
録音:ドルビーデジタル
字幕:日本語・英語
備考:「SUPERBIT」とは映画本編そのもののクオリティを徹底的に追及するため、あえて特典映像や日本語吹替え音声を外し、通常の2倍にあたるハイ・ビットレートでエンコードした映像ストリームとドルビーデジタル&dtsのオリジナル音声ストリームを収録した高画質・高音質DVD。



博士の異常な愛情 コレクターズ・エディション [DVD]

メーカー:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
発売日:2003年11月28日
希望小売価格:3,800円+税
品番:TSDD10035
ASIN:B0000BHHJ6
EAN:4547462004017
ディスク枚数:1枚
映像:【マルチアスペクト(1:1.37&1:1.66)】
画面:【4:3】
本編:94分
音声:5.1chサラウンド、モノラル、日本語吹き替え
録音:ドルビーデジタル
字幕:日本語・英語
特典:メイキングドキュメンタリー 
   タレントファイル 
   スタンリー・キューブリックの世界
   オリジナル劇場予告編 
   ピーター・セラーズ&ジョージ・C・スコット・インタビュー
備考:数々の特典と日本語吹き替えを収録



博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を・愛する・ようになったか [DVD](amazon)

メーカー:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
発売日:2004年11月26日
希望小売価格:2,500円+税
品番:HDD10035
ASIN:B000666RDC
EAN:4547462014221
備考:通常のDVD版の再発版。





全DVD/BDのリストはこちら
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※小説版・TVドラマ版の舞台になったスタンリー・ホテル

 アメリカを代表するホラー作家スティーヴン・キングの小説を巨匠スタンリー・キューブリックが映画化した、ホラー映画の金字塔『シャイニング』。本作のインスピレーションとなったホテルをホラー・ミュージアムにする企画が進行中であることが明らかとなった。

(以下リンク先で:海外ドラマNAVI/2015年10月27日



 「スティーブン・キングが自ら映像化したTVドラマ版『シャイニング』の舞台になった」とは言ってもらえないスタンリー・ホテルがホラー・ミュージアムになるんですね。このスタンリー・ホテルは昔から幽霊が出るホテルとして有名で、その話にインスピレーションを得たキングがこのホテルの「217号室」で『シャイニング』を執筆したという経緯になっています。

 キューブリックは『シャイニング』の映画化の際に外観をティンバーライン・ロッジから借用していますので、スタンリー・ホテル絡みの話題にはキューブリックは関係ないのですが、ここでも指摘したようにすでに『シャイニング』=キューブリックはテンプレ化しています。対するティンバーライン・ロッジも最近は積極的に『シャイニング』をPRに利用するようになっていますので、この二つのホテルの『シャイニング』対決は今後も続きそうです。

 因みに内装のモデルになったアワニー・ホテルは今のところ無関心のようです。モデルになった3つのホテル中ならここが一番『シャイニング』を追体験できるので、やっぱり泊まるならアワニーがいいですね。
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2001年宇宙の旅 [Blu-ray](amazon)


<BSフジ金曜シアター>『2001年宇宙の旅』

【今回の放送日時】 2015年10月30日(金)22:00〜24:35

 フロイド博士は、最近月面で発見された謎の物体について、専門家、学者たちが開く会議に出席することになった。宇宙飛行機で月へ到着し会議に出席すると、謎の物体についての議論は白熱。実際に、謎の物体を見に行ってみると現地では石碑のような物体が掘り出され、木星に向かって放射能を発射していた。

 この事件をより詳しく調査するため、学者たちは、木星へ向かうことにした。しかし、木星に向かう中、宇宙船が故障を予言する注意信号を受信する。

 故障を回避するためアンテナ交換に向かった飛行士が、事故で宇宙空間に飛ばされてしまい…。
 
 人工知能の暴走など、技術を過信する人類に対する警告が含まれており、後半のシーンの難解さで、さまざまな議論が沸き起こるなど実に示唆に富んだ作品となっている。

 奇才・スタンリー・キューブリック監督と未来の予言者とも言える天才SF小説家アーサー・C・クラークのコラボレーションは見逃せない。

(引用先:BSフジHP




 引用先のページには吹き替え版との表記はありませんが、週間番組表を見ると(吹き替え)(再)となっています。民放のBSはCMがウザいですが我慢ですね。今年の7月3日に吹き替え版の放送があってその再放送ですが、その情報を掲載していませんでした。前回見逃した方は今回は忘れずに!(←私です。笑)
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※もしミックの『時計…』が実現していたら・・・というコラージュ。タンブラーで出回っていた。

 ザ・ビートルズの4人も署名した、ミック・ジャガーを『時計じかけのオレンジ』の主役にと訴える嘆願書がオークションに出品され、話題を呼んでいる。

 『時計じかけのオレンジ』はスタンリー・キューブリック監督、マルコム・マクダウェル主演の作品として1971年に公開されたが、もともとの映画化権はミック自身が500ドル(1967年当時のレートで約18万円)で原作者のアンソニー・バージェスから買い付けていて、それを映画プロデューサーのシー・リトヴィノフに譲ったものだった。

(以下リンク先へ:RO69/2015年10月24日




 以前ここで記事にした、ミック・ジャガーを『時計…』のアレックス役に推薦する嘆願書がオークションにかけられる記事の詳報がありましたのでご紹介。

 記事ではミック自身が『時計…』の映画化権を500ドルで買い付けたとなっていますが、『映画監督スタンリー・キューブリック』によるとバージェスはニューヨークの弁護士サイ・リトヴィノフとフィラデルフィアの服飾チェーンの重役マックス・ラーブに映画化権を売った、となっています。このサイ・リトヴィノフとシー・リトヴィノフが同一人物なのか、もしくは兄弟や親戚筋なのかわかりませんが、いずれにしてもバージェスにはあのストーンズのミック・ジャガーが映画化権を買ったと思わせないように画策していた事が伺えます。

 バージェスはたった500ドルで映画化権を手放していますが、その頃はかなり経済的に困窮していたのでしょう。ここでバージェスが小説『時計…』を売りたいがために最終章を編集者の要望に従って「付け加えた」のではないかという記事を書きましたが、この事実はそれを示唆するものです。

 結局キューブリックが監督する事になり、世界中で『時計…』は大ヒット。小説も売れまくり、本人も映画の宣伝でマスコミに出ずっぱり、その影響で仕事のオファーが殺到・・・となるのですが、それは同時に「暴力賛美映画だ」という大批判を一身に浴びる事にもなりました。その矛先をキューブリックに向けるために「最終章をカットしたキューブリックが悪い」などと言い出したのではないか、というのが私の推論です(詳細はこちら)。

 それにしてもそんな「ストーンズ映画」になるはずだった『時計…』のサントラを、ビートルズが担当するという話はどこまで本気だったんでしょう? というのも、当事の両者のファンの関係は最悪でしたから。特にストーンズファンはビートルズを「女子供の聴くバブルガム・ミュージック」と毛嫌いしていましたからね。でも実際はストーンズは優等生でビートルズの方がずっと不良だったというのは有名な話で「不良だったビートルズを優等生イメージで売り出したEMIに対抗して、優等生だったストーンズをデッカが不良イメージで売り出した」というビジネス上の事情でしかなかったんですが、当事の若者はそれで殴り合いまでしたそうですから(知り合いの当事者談)何とも熱い時代です。


※元記事にあるデイヴィッド・ヘミングスが主演した『欲望』のヤードバーズ演奏シーン。曲は『Stroll On』。シナロケの・・・とは言わない方向で(笑。因みに『時計…』でキャンディを舐めていた金髪の女の子を演じたジリアン・ヒルズもこの映画に出演しています。
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