2014年11月

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 どういった経緯で製作されたのか分かりませんが、未完成のスターゲート・シークエンスを使用した『2001年…』のプロモーション・フィルムです。

 ナレーションやロゴ等を考えるとキューブリックが製作したものではないと思われます。公開前年の1967年である事を考えると、あまりの完成遅延に業を煮やしたMGMが、キューブリックから映像素材を提供させ、業界内でのプロモーション用に製作したものではないでしょうか。もしくはごく初期の一般公開用の予告編かもしれません。しかしそこは秘密主義者でネタバレ嫌いのキューブリック、提供できるフィルムは他にいくらでもあった(1966年5月には俳優の出演シーンは全て撮影済み)にもかかわらず、映画内でも一番難解なスターゲート・シークエンスを、しかも未完成のものを提出し、MGMを煙に巻いています。仕方がないのでMGM側はロバート・マッコールのイラストとキューブリック提供のフィルム、それにどこかしらから流用した宇宙の映像を繋ぎ合わせた上にナレーションを加え、このフィルムを完成させたのではないでしょうか。

 以前『博士…』のプロモーションフィルムをここで紹介しましたが、この時はまだ本編からの提供素材が多かった事実を考えると、キューブリックの極端な秘密主義は『2001年…』から始まったのかもしれませんね。


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※現在日本で入手できるBDは全て上映時間の短い「コンチネンタル版」

【上映作品紹介】『シャイニング』
冒頭から圧倒的な音響。小さな音で観ていた時にはまったく分からない、見えない音の空間が、目の前に広がり客席を包み込む。映画は見えないものも描くことができる。その究極の一品。
監督:スタンリー・キューブリック/出演:ジャック・ニコルソン、シェリー・デュヴァル/アメリカ(1980年)/提供:boid
※12月21日(日)夜上映予定

(爆音映画祭 in 福岡/Facebook)




 詳細はまだ分かりませんが、爆音映画祭in福岡で12月21日(日)の夜に上映されるそうです。秋のカナザワ映画祭では143分のアメリカ版だったそうなので、期待してもいいかも知れませんね。もしそうならアメリカ版を映画館で観れるレアな機会ですので、近隣の方はお見逃しのないように。クリスマス時期ですし、女子にも優しい(?)この作品はデートにもうってつけ。ただ、キューブリックファンは圧倒的にお一人様男子が多いと思いますので、上映後のロビーとかで滅多な感想は漏らさない方が懸命かとは思いますが。いずれにしても羨ましいですね。都内近郊はまだぁ?
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 スタンリー・キューブリック(Stanley Kubrick)監督作品の中から“赤”が象徴的なシーンを繋ぎ合せたマッシュアップ映像「Red: A Kubrick Supercut」が話題に。映画で赤は、死、血、危険、怒り、エネルギー、戦争、強さ、パワー、意志決定、情熱、欲望、愛、性欲などを意味していると言われています。

amass/2014年11月23日




 『2001年…』の赤色への言及はもうずいぶんと前に小説『決定版 2001年宇宙の旅』の訳者、伊藤典夫氏があとがきで指摘されていますね。数あるキューブリックの再編集PVの中では割と出来の良い方ですが、これは超えていないような。それに『スパルタカス』はキューブリックの意向がほとんど反映されていない作品なので、キューブリック作品の特徴の例して挙げるには問題があるような気がします。


決定版 2001年宇宙の旅 (ハヤカワ文庫SF)
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※どうやらドイツ語版のPVようです。

 2014年12月3日に発売予定の『スタンリー・キューブリック:マスターピース・コレクション』のPVと開封動画(埋め込み不可なのでリンクで)がアップされていましたのでご紹介。

 詳細はこちらでご紹介済みですが、注意しなければならないのは日本版は『博士…』が未収録な点。日本ではワーナーではなくソニー・ピクチャーズが販売権を所有しているからなのですが、ただでさえ微妙な内容が更に微妙になってしまっています。ただ開封動画を観てしまうと欲しくなってしまう弊害がありますね。

 前回の『スタンリー・キューブリック リミテッド・エディション・コレクション』を所有していなければ購入する価値はあるかもしれませんが、そうでなければあまり魅力はありません。ブックレット等の付属物を除けば『スタンリー・キューブリック リミテッド・エディション・コレクション』で発売済みの本編BD7枚+特典ディスク1枚に、今回の新規特典ディスク1枚を追加したもの。その特典ディスクの内容はクリスティアーヌのインタビュー『リメンバード』とミシェル・シマンの『ワンス・アポン・ア・タイム』が新規ですが、『イン・フォーカス』はiTunes(iTunesを起動)で観れます。『ワンス…』はドキュメンタリーとなっていますが、多分インタビューが中心だと思われます。クリスティアーヌの『リメンバード』は上記PVでチラっと紹介されています。購入の参考にしてみてください。


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 先週公開された最新ミュージックビデオ「Blank Space」の中で、テイラー・スウィフトは「悪夢のような女」を演じてファンを驚かせた。

 ディレクターを務めたのは、ケイティ・ペリー、ブリトニー・スピアーズ、エミネムら、多くのアーティストのミュージックビデオを手掛けてきたジョセフ・カーン。この度、MTV Newsの電話取材に応じ、衝撃的な「Blank Space」について、8つの秘密を教えてくれた。

<中略>

その6: 『時計じかけのオレンジ』からもインスピレーションを受けている
 スウィフトから今作について電話をもらった時、カーンはスタンリー・キューブリック監督の映画『時計じかけのオレンジ』を観ていた。

 「このビデオにはキューブリック的な対称構図がたくさん含まれている。それはポップビデオへのアプローチとしてはすごくおかしいことなんだ。でも、今作にはセンターフレームや対称構図が全編を通して存在するんだよ」

(以下リンク先へ:MTV Japan/2014年11月18日




 『時計…』というか、『アイズ…』『バリー…』っぽくもありますね。ローアングルで左右のドリーショットや、前進移動はモロに影響を感じさせます。電話もらったとき監督が丁度『時計…』を観ていた、というのはできすぎた話ですが、「まんまキューブリックじゃん」というツッコミをされる前に自らネタばらしとておいたんでしょう。

 この「パロディ・インスパイア・リスペクト」のカテゴリーには、キューブリックに影響されたMV、PVをいくつか紹介していますので、是非どうぞ。


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