2014年06月

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 『2001年…』の準備段階で、ディスカバリー号の推進システムに小型の核爆弾を宇宙船後部で連続して爆発させ、それを緩衝装置を取り付けたディスクで受け止めて推進力を得るというオリオン(オライオン)計画の案が検討されていました。上記はその推進システムを搭載したディスカバリー号を、CGで再現した動画です。クラークはこの件について

 『2001年』の仕事にとりかかった時期、ちょうどオライオン文書の一部が機密解除になり、プロジェクトの消滅に憤懣やるかたない科学者の手で、文書はわれわれのもとにもとどいていた。原子力パルス・システムが活動するところを描くのは胸おどるアイデアのように思え、何枚ものデザイン画が描かれた。だが、一週間かそこらで、スタンリーは、一分間に二十発の割合で原子爆弾を爆発させながら、地球からポンポンと飛び立っていく図は、少々おどけすぎているという結論を出した。加えて ─ 『博士の異常な愛情』のフィナーレを思い出せば ─ 彼が映画の題名のとおりに生き方を変え、原爆を本当に愛するようになったのではないかと、多くの人びとに見られるかもしれない。こうしてオライオンは放棄され、いま映画と小説のなかに唯一残っているのは、その名前だけである。(※スペースシャトル「オリオン3号」の事)

『失われた宇宙の旅2001』より)

 と、その経緯を語っています。再現された動画をみれば、確かにキューブリックの言う通り滑稽なのが分かりますね。最終的には熱核反応炉を利用したプラズマ推進という案が採用され、映画では推進装置の使用が終わり、慣性飛行状態からの描写となりました。上記動画のリンク先には「オリオン・ディスカバリー号」の当時のスケッチ画もありますので、興味のある方は是非どうぞ。
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stanley-kubrick-1

 キューブリックが動物好きだったのは有名な話ですが、特に猫好きだったようで実際に上記のように猫と戯れる写真が数多く残っています。また猫に関するエピソードも豊富で、キューブリック邸で行われたインタビューの録音テープにずっと猫の鳴き声が入っていたり、自宅で行う編集作業は撮影で猫と戯れることができなかった埋め合わせをする時間でもあったり、獣医に猫が飲んだ水の量を知らせるために延々と水を舐める回数を数えていたり、家族には猫の取り扱い方を定めた文書を渡し、それを徹底させたりと枚挙に暇がありません。また自宅にある自身の墓所は、元々飼い犬や猫たちが葬られていた場所で、自身が希望してそこに埋葬されたました。

 その愛猫家であるキューブリックが愛読していた雑誌がこの『Catworld』。ソースはこちらのカタリーナのコメント「He was a voracious reader and I will divulge that was a subscriber to 'Cat World'」です。こんなラブリーな雑誌を熱心に読んでいるキューブリックの姿を想像するとなんとも微笑ましい気持ちになりますね。
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 キューブリック版の約35年後、1997年に再映画化された『ロリータ』の日本語版予告編です。当時世間を騒がせたジョンベネ事件の影響で日本公開は不可能とされていましたが、1999年5月1日に今は無き恵比寿ガーデンシネマ単館で限定公開された時のものです。

 ところでこのエイドリアン・ライン版『ロリータ』、管理人は1998年6月にパリの裏寂れた映画館で鑑賞しました。当時日本での公開はないとされていたので諦めていたのですが、偶然パリの街中でポスターを見かけ、思い切って映画館に飛び込んだのです。当然字幕はフランス語でしたが、原作もキューブリック版も消化済だったので、鑑賞はそんなに苦じゃなかったですね。

 何故1998年6月にパリに居たかというと、現在ブラジルで盛り上がっている世界的スポーツイベントがフランスで開催され、それを観に行っていたからです。アルゼンチンの壁、クロアチアの現実、ジャマイカの屈辱・・・。あの頃はまだまだ世界は遠く、日本代表はW杯にただ「参加している」だけでした。今回は結果は伴いませんでしたが少なくとも「戦って」はいます。あせらずじっくりと強化して、いつかは世界を「負かして」欲しいものです。


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 『時計…』に登場したコロバ・ミルクバーの壁面に使用されたサイケデリックなフォントですが、あれは『博士…』のタイトルロールのフォントをデザインしたパブロ・フェロがオリジナルでデザインしたものです。既成フォントではありませんので全く同じフォントは存在しませんが、雰囲気の近いフォントは存在しますので、ご紹介いたします。

Bell Bottom Laser ※フリーフォント

Puppylike ※フリーフォント

Synthemesc ※有償フォント

 この中では一番Synthemescがそっくりなのですが、有償なのが痛いですね。ここまで似せると著作権的にかなり怪しいものがあります。各フォントを使用される場合は、くれぐれも利用規約を遵守してご使用ください。
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The Making of Stanley Kubricks '2001. a Space Odyssey' [ハードカバー](amazon)


キューブリックファン垂涎グッズ。

 数々の美術・デザイン書を発行するドイツの出版社「タッシェン」より、スタンリー・キューブリック監督によるSF映画「2001年宇宙の旅」のメイキング本が発売されます。

 この映画が公開されたのは1960年代。しかし、先日も舞台裏の写真が話題になるなど、時代を超えて愛されるカルト的な作品です。今回のメイキング本は合計1,386ページのオールカラー。世界中のSFファンに愛された名作の隅から隅まで余すことなく網羅していますよ。それもキューブリック財団とワーナー・ブラザーズの協力により製作されたというのですから、プレミア感がすごいです。

 中身は、今まで未公開だった数百枚にも及ぶ写真をはじめ、原作と映画の共同脚本を担当したアーサー・C・クラークによる文章まで盛り込んでいます。そんな豪華な内容がハードカヴァーで計4巻としてまとめられているのです。さらにモノリスの形をした金属製ボックスに入っている特別仕様。もう言うことないですよね。

(以下リンク先へ:GIZMODO/2014年6月25日




 当ブログでもここここでご紹介した『The Making of Stanley Kubrick’s 2001: A Space Odyssey』のギズモードによる記事です。記事では4巻となっていますが、動画だと2巻に見えますね。詳細は購入者のレビュー動画がアップされるのを待ちましょう。
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