2011年02月

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 英情報誌「Time Out London」が、イギリス映画のベスト100(100 best British films)を発表した。

 今回のランキングは、英国を代表する映画監督(ケン・ローチ、マイク・リー、テレンス・デイビス、サム・メンデスほか)、脚本家、プロデューサー、俳優(タンディ・ニュートン、サリー・ホーキンスほか)、評論家、映画ジャーナリスト、BFIやバービカンセンター等文化施設のディレクターらを含む約150名がそれぞれ挙げたベスト10をもとに集計したもの。

 第1位に選ばれたのは、ニコラス・ローグ監督の「赤い影」(1973)。水の都ベネチアを舞台にしたサイコスリラーで、カルト的な人気を博している作品だ。キャロル・リード監督の名作「第三の男」を押さえての栄冠となった。ローグ監督作は、「パフォーマンス/青春の罠」も7位に入っている。

トップ25は以下の通り。

1.「赤い影」(73/ニコラス・ローグ監督)
2.「第三の男」(49/キャロル・リード監督)
3.「遠い声、静かな暮らし」(88/テレンス・デイビス監督)
4.「ケス」(69/ケン・ローチ監督)
5.「赤い靴」(48/マイケル・パウエル、エメリック・プレスバーガー監督)
6.「天国への階段」(46/マイケル・パウエル、エメリック・プレスバーガー監督)
7.「パフォーマンス/青春の罠」(70/ニコラス・ローグ監督)
8.「カインド・ハート」(49/ロバート・ハーメル監督)
9.「if もしも…」(68/リンゼイ・アンダーソン監督)
10.「トレインスポッティング」(96/ダニー・ボイル監督)
11.「ネイキッド 快楽に満ちた苦痛」(93/マイク・リー監督)
12.「逢びき」(45/デビッド・リーン監督)
13.「三十九夜」(35/アルフレッド・ヒッチコック監督)
14.「老兵は死なず」(43/マイケル・パウエル、エメリック・プレスバーガー監督)
15.「ウィズネイルと僕」(87/ブルース・ロビンソン監督)
16.「黒水仙」(47/マイケル・パウエル、エメリック・プレスバーガー監督)
17.「カンタベリー物語」(44/マイケル・パウエル、エメリック・プレスバーガー監督)
18.「回転」(61/ジャック・クレイトン監督)
19.「バリー・リンドン」(75/スタンリー・キューブリック監督)
20.「モンティ・パイソン/ライフ・オブ・ブライアン」(79/テリー・ジョーンズ監督)
21.「ニル・バイ・マウス」(97/ゲイリー・オールドマン監督)
22.「土曜の夜と日曜の朝」(60/カレル・ライス監督)
23.「アラビアのロレンス」(62/デビッド・リーン監督)
24.「未来世紀ブラジル」(85/テリー・ギリアム監督)
25.「大いなる遺産」(46/デビッド・リーン監督)

(映画.com ニュース/2011年2月14日)




 キューブリック作品で『バリー…』が入るのはイギリスらしいですね。意外なところでは『未来世紀ブラジル』とか。いかにもひねくれ英国業界人らしいランキングです。


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 『2001年…』でキューブリックと丁々発止のアイデア・バトルを繰り広げたアーサー・C・クラークの最高傑作『幼年期の終り』。ある意味『2001年…』の元ネタと言ってもいいと思いますが、それ以上の壮大な宇宙観が広がっています。キューブリックがこの作品に登場する「反キリスト教的なイメージを取り込みたい」とクラークに要望するのも頷ける、とても崇高で高邁な理念が示されますが、多分にキリスト教的な世界観・価値観に基づいてはいますので、その辺りが鼻につくのはご愛嬌。それにクラークのあまりにも性善説に基づいた倫理観が楽天的過ぎに感じられるかも知れません。

 でも、それを割り引いても傑作だと思います。クラークの理想主義の原点はここに結実していますので、いかに小説版『2001年…』のドライな筆致がクラークらしくないか、それを知るにもよい比較材料でしょう。是非の一読をお勧めします。
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