2009年04月

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ザ・スタンリー・キューブリック (1981年)(amazon)


 キネマ旬報社によるキューブリック本。初版が1981年と古い本なので、現在ではほぼ入手不可能。ただ入手したとしても論者による個人的な評ばかりなので、資料性もあまりなく価値もほとんどない。内容も当時最新のキューブリック映画だった『シャイニング』までとなっている。実はかなり後年になって古本屋で入手したのだが、あまり読み返す機会もなく本棚に飾られたままになっている。キューブリック死去の際に出版された評伝全書があれば特に入手の必要はない。
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 米Yahoo!が3月22日、「死ぬ前に見たい映画100」という映画史上の名作リストを発表した。

 同サイトの編集スタッフが熱い議論の末に選りすぐった順不同のリストとのことだが、アメリカ映画偏重ではなく、世界的な名作が適度にちりばめられている。日本映画からは「羅生門」「七人の侍」「もののけ姫」の3本が入り、監督別の最多はスティーブン・スピルバーグ監督作の5本だった。2000年以降の作品が「花様年華」と「ロード・オブ・ザ・リング」3部作のみと、クラシックな名作がズラリと並んだ。

 「エイリアン2」は? 「タクシードライバー」は? 「ファイト・クラブ」は? 「千と千尋の神隠し」は? と思われる向きも多いだろうが、映画ファンを自認するなら当然見ておくべき名作映画ベスト100になっている。

Yahoo!選出「死ぬ前に見たい映画100」(英語題のABC順、カッコ内は製作年&監督名)は以下の通り。

「十二人の怒れる男」(1957、シドニー・ルメット)
「2001年宇宙の旅」(1968、スタンリー・キューブリック)
「大人は判ってくれない」(1959、フランソワ・トリュフォー)
「8 1/2」(1963、フェデリコ・フェリーニ)
「アフリカの女王」(1952、ジョン・ヒューストン)
「エイリアン」(1979、リドリー・スコット)
「イヴの総て」(1950、ジョセフ・L・マンキウィッツ)
「アニー・ホール」(1977、ウッディ・アレン)
「地獄の黙示録」(1979、フランシス・フォード・コッポラ)
「アルジェの戦い」(1967、ジッロ・ポンテコルボ)
「自転車泥棒」(1948、ビットリオ・デ・シーカ)
「ブレードランナー」(1982、リドリー・スコット)
「ブレージングサドル」(1974、メル・ブルックス)
「欲望」(1966、ミケランジェロ・アントニオーニ)
「ブルーベルベット」(1986、デビッド・リンチ)
「俺たちに明日はない」(1967、アーサー・ペン)
「勝手にしやがれ」(1959、ジャン=リュック・ゴダール)
「戦場にかける橋」(1957、デビッド・リーン)
「赤ちゃん教育」(1938、ハワード・ホークス)
「明日に向って撃て!」(1969、ジョージ・ロイ・ヒル)
「カサブランカ」(1942、マイケル・カーティス)
「チャイナタウン」(1974、ロマン・ポランスキー)
「市民ケーン」(1941、オーソン・ウェルズ)
「グリーン・デスディニー」(2000、アン・リー)
「ダイ・ハード」(1988、ジョン・マクティアナン)
「ドゥ・ザ・ライト・シング」(1989、スパイク・リー)
「深夜の告白」(1944、ビリー・ワイルダー)
「博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか」(1964、スタンリー・キューブリック)
「我輩はカモである」(1933、レオ・マッケリー)
「E.T.」(1982、スティーブン・スピルバーグ)
「燃えよドラゴン」(1973、ロバート・クローズ)
「エクソシスト」(1973、ウィリアム・フリードキン)
「初体験/リッジモンド・ハイ」(1982、エイミー・ヘッカリング)
「フレンチ・コネクション」(1971、ウィリアム・フリードキン)
「ゴッドファーザー」(1972、フランシス・フォード・コッポラ)
「ゴッドファーザー PARTII」(1974、フランシス・フォード・コッポラ)
「007/ゴールドフィンガー」(1964、ガイ・ハミルトン)
「続・夕陽のガンマン/地獄の決斗」(1966、セルジオ・レオーネ)
「グッドフェローズ」(1990、マーティン・スコセッシ)
「卒業」(1967、マイク・ニコルズ)
「大いなる幻影」(1938、ジャン・ルノワール)
「恋はデジャ・ヴ」(1993、ハロルド・レイミス)
「ビートルズがやって来る ヤァ!ヤァ!ヤァ!」(1963、リチャード・レスター)
「花様年華」(2000、ウォン・カーウァイ)
「或る夜の出来事」(1934、フランク・キャプラ)
「素晴らしき哉、人生!」(1946、フランク・キャプラ)
「ジョーズ」(1975、スティーブン・スピルバーグ)
「キング・コング」(1933、メリアン・C・クーパー&アーネスト・B・シュードサック)
「レディ・イヴ」(1941、プレストン・スタージェス)
「アラビアのロレンス」(1962、デビッド・リーン)
「ロード・オブ・ザ・リング」3部作(2001、2002、2003、ピーター・ジャクソン)
「M」(1931、フリッツ・ラング)
「M★A★S★H マッシュ」(1970、ロバート・アルトマン)
「マルタの鷹」(1941、ジョン・ヒューストン)
「マトリックス」(1999、アンディ&ラリー・ウォシャウスキー)
「モダン・タイムス」(1936、チャールズ・チャップリン)
「モンティ・パイソン・アンド・ホーリー・グレイル」(1975、テリー・ギリアム&テリー・ジョーンズ)
「アニマル・ハウス」(1978、ジョン・ランディス)
「ネットワーク」(1976、シドニー・ルメット)
「吸血鬼ノスフェラトゥ」(1922、F・W・ムルナウ)
「波止場」(1954、エリア・カザン)
「カッコーの巣の上で」(1975、ミロシュ・フォアマン)
「突撃」(1957、スタンリー・キューブリック)
「もののけ姫」(1999、宮崎駿)
「サイコ」(1960、アルフレッド・ヒッチコック)
「パルプ・フィクション」(1994、クエンティン・タランティーノ)
「レイジング・ブル」(1980、マーティン・スコセッシ)
「レイダース/失われた聖櫃《アーク》」(1981、スティーブン・スピルバーグ)
「紅夢」(1991、チャン・イーモウ)
「羅生門」(1951、黒澤明)
「裏窓」(1954、アルフレッド・ヒッチコック)
「理由なき反抗」(1955、ニコラス・レイ)
「ロッキー」(1976、ジョン・アビルドセン)
「ローマの休日」(1953、ウィリアム・ワイラー)
「プライベート・ライアン」(1998、スティーブン・スピルバーグ)
「シンドラーのリスト」(1993、スティーブン・スピルバーグ)
「捜索者」(1956、ジョン・フォード)
「七人の侍」(1954、黒澤明)
「ショーシャンクの空に」(1994、フランク・ダラボン)
「羊たちの沈黙」(1991、ジョナサン・デミ)
「雨に唄えば」(1952、スタンリー・ドーネン&ジーン・ケリー)
「白雪姫」(1937、デビット・ハンド)
「お熱いのがお好き」(1959、ビリー・ワイルダー)
「サウンド・オブ・ミュージック」(1965、ロバート・ワイズ)
「スター・ウォーズ」(1977、ジョージ・ルーカス)
「サンセット大通り」(1950、ビリー・ワイルダー)
「ターミネーター2」(1991、ジェームズ・キャメロン)
「第三の男」(1949、キャロル・リード)
「スパイナル・タップ」(1984、ロブ・ライナー)
「タイタニック」(1997、ジェームズ・キャメロン)
「アラバマ物語」(1962、ロバート・マリガン)
「トイ・ストーリー」(1995、ジョン・ラセター)
「ユージュアル・サスペクツ」(1995、ブライアン・シンガー)
「めまい」(1958、アルフレッド・ヒッチコック)
「恋人たちの予感」(1989、ロブ・ライナー)
「野いちご」(1957、イングマル・ベルイマン)
「ベルリン・天使の詩」(1987、ビム・ベンダース)
「オズの魔法使」(1939、ビクター・フレミング)
「神経衰弱ぎりぎりの女たち」(1987、ペドロ・アルモドバル)
「大樹のうた」(1959、サタジット・レイ)

映画.com ニュース/2009年3月25日




 なるほど・・・という感じです。キューブリック作品では『2001年…』『博士…』『突撃』がリスト入りしていますが、そんなに『突撃』って必見の作品でもないような。米Yahoo!なのでハリウッド系が多いのはご愛嬌ですね。
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Bob Harris(IMDb)


 『ロリータ』でサウンドトラックを担当した作曲家。実は『現金…』から『ロリータ』までキューブリックと共に「ハリス・キューブリック・プロ」を立ち上げ、キューブリックのプロデューサーを買って出たジェームズ・B・ハリスの実弟で、ハリスがキューブリックに頼み込んで採用してもらったとの事。

 1925年9月27日アメリカ・ニューヨーク出身。2000年2月13日死去、享年74歳。
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Dalton
Dalton Trumbo(IMDb)

ダルトン・トランボ(MOVIE-FAN)

 『スパルタカス』の脚本家。有名なハリウッド・テンの中の一人。共産主義者の疑いを掛けられてハリウッドを追放されたが、実際にアメリカ共産党員だった。

 トランボの掲げた理想的な平等社会を目指した革命家という脚本は、人間を善悪の二元論で描写したがらないキューブリックとはソリが合わず、結局キューブリックが折れる形で監督するハメになる。その鬱屈した思いは次作『ロリータ』で盛大に皮肉られている。

 主な参加作品は『潜水艦SOS』(1937)、『恋愛手帖』(1940)、『新妻はお医者さま』(1941)、『奥様は魔女』(1942)、『夫は還らず』(1943)、『東京上空三十秒』(1944)、『緑のそよ風』(1945)、『拳銃魔』(1950)、『火星探険』(1950)、『不審者』(1951)、『その男を逃すな』(1951)、『カーニバルの女』(1954)、『軍法会議 』(1955)、『テキサスの死闘』(1958)、『カウボーイ』(1958)、『果てしなき夢』(1959)、『栄光への脱出』(1960)、『ガン・ファイター』(1961)、『脱獄』(1962)、『いそしぎ 』(1965)、『ハワイ』(1966)、『フィクサー』(1968)、『ホースメン』(1971)、『FTA』(1972)、『ダラスの熱い日』(1973)、『追憶』(1973)、『パピヨン』(1973)、『新・ローマの休日』(1987)、『オールウェイズ』(1989)など。ハリウッド追放中に変名で書いた『ローマの休日』(1953)でアカデミー脚本賞、『黒い牡牛』(1956)で原案賞を受賞し、『ジョニーは戦場へ行った』(1971)では脚本のほか監督も担当している。

 1905年12月9日アメリカ・コロラド州モントローズ出身、1976年11月10日死去、享年70歳。
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ザ・キューブリック―知られざる秘かな愉しみ方(amazon)


 キューブリック逝去に便乗して出版された質の悪い便乗本。内容は悪意に満ちていて読むに耐えない。この本は編者として「モノリス1・2・3」なる名称があるが、実質的には本書の半分を執筆している尾之上浩司氏と望月明日香氏が中心になってまとめられたと考えてよさそうだ。両氏のキューブリックに対する論考の是非はここでは問わないが、この日本で出版された最悪のキューブリック本に執筆者として名前を連ねているという名誉はここで強調しておきたいと思う。いかに最悪かは、この巻頭を飾る一文をお読みになれば、本書がいかなる意図を持って企画されたかご推察いただけるかと思う。

 「英米映画界を代表する天才、スタンリー・キューブリック監督。われわれに残してくれた名作の数々は、時代を超えて人々を魅了し、輝き続けています。本書は、そんな彼の作品群を、従来の形式張った語り口とは違う手法で論評してみようと企画されたものです。よっていたずらに故人の名誉や故人の作品を傷つけたり、不用意に揶揄する意図はいっさいありません。本書が、果敢で職人気質、ユーモアにあふれた才人、キューブリック監督の新たな側面を理解する一助になれば、と願ってやみません。心より、スタンリー・キューブリック監督のご冥福をお祈りいたします。1999年8月 本書スタッフ一同」

 折角なのでその名誉あるスタッフのお名前を次に全て列記したい。

執筆者 尾之上浩司(Wikipedia)
    望月明日香
    ドリー・蛇臼
    佐藤良平
    佐藤正美
    柿本 玲

発行人 的場康樹(現アイブックコミュニケーションズ代表取締役)

 因に出版元であるフットワーク出版なる会社は既に存在しない。
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