このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote
next33
在庫限りにはなりますが、現在全品在庫があるそうです。購入はこちらからどうぞ。



 2013年に劇場公開、その後DVD/BDがリリースされたキューブリック幻の劇映画処女作『恐怖と欲望』ですが、その時に制作会社CUEとnext33の共同企画されたTシャツなどのグッズの在庫が全品あり、現在も購入可能だそうです。next33の販売サイトはこちらになります。

 最近、キューブリック作品の公式Tシャツが流通大手のイオンから格安で販売になり、キューブリックファンをざわつかせましたが、それはキューブリックの死後宙ぶらりんになっていた版権管理を、ワーナーが代表して行うようになったからです。キューブリック作品の日本国内の配給権は以下のようになっていますが、現状ではワーナー配給作のみが公式グッズをリリースできる状態にあると考えられます。ただ、契約期間等もあるでしょうから、将来はわかりませんし、これからどうなっていくのかも不明ですので、欲しい方は入手できるうちに入手しておいた方が無難かと思います。

ワーナー・ブラザース ホームエンターテイメント

『アイズ ワイド  シャット』
『フルメタル・ジャケット』
『シャイニング』
『バリー・リンドン』
『時計じかけのオレンジ』
『2001年宇宙の旅』
『ロリータ』

ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

『博士の異常な愛情』

NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン

『スパルタカス』

20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント

『突撃』
『現金に体を張れ』
『非情の罠』

IVC

『恐怖と欲望』※作品自体はパブリック・ドメイン

 なお、ヤフオクやamazon、楽天などでは非公式(海賊版)のTシャツなどが手に入りますが、商品の性質上、当ブログではご紹介を控えさせていただいております。また、海外販売の公式グッズは過去にいくつかご紹介してきましたが、購入するにしても個人輸入になってしまうので、コスト高やトラブルのリスクが高くなってしまいます(amazonや楽天の業者が輸入して販売している場合もあるようです)。もし「どうしても欲しい」という方がいらっしゃいましたら、くれぐれも自己責任でご購入ください。

情報提供:ナコ様
【お願い】キュレーションサイトやまとめサイト、個人ブログ等で当ブログの情報を流用し、記事化する場合は「KUBRICK.Blog.jp」の明記と該当記事へのリンク張ることを条件に、許可も報告も不要となっております。何卒ご協力を宜しくお願いいたします。







    このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote
ap
『アーリアン・ペーパーズ』でヒロインを演じる予定だった、ヨハンナ・テア・ステーゲの衣装合わせの写真。



 巨匠スタンリー・キューブリック監督の右腕として、完璧主義の映画を支えてきたレオン・ヴィタリが、自身が題材のドキュメンタリー作品『フィルムワーカー(原題)/ Filmworker』について、5月11日(現地時間)、ニューヨークのキーノ・ローバーのオフィスで単独インタビューに応じた。

〈以下略〉

(全文はリンク先へ:シネマトゥデイ/ 2018年5月18日




 キューブリックが進めていた、第二次世界大戦下のポーランドで生き延びるユダヤ人の美しい伯母と少年の話である小説『五十年間の嘘』の映画化『アーリアン・ペーパーズ』が中止になったのは、スピルバーグの『シンドラーのリスト』が先に公開になったから、というのは今までもよく語られてきた理由ですが、個人的には他にも理由があると考えています。実はこの原作小説、確かにホロコーストを扱っていはいますが、それはあくまで「時代背景」であって、小説の主題はレオンがこのインタビューで

 彼はホロコースト自体よりも、ホロコーストの中で嘘をついて生き抜く伯母と少年の心理に興味を持っていたんだ。

と語っている通り、「ユダヤ人のしたたかさ」と「その狡猾さ」を中心に語られます。その語り口も自虐と諦観と皮肉に満ちていて、『シンドラーのリスト』のようにユダヤ人が一方的な被害者とは描かれていません。

 キューブリック自身もユダヤ人であるという事実を考えると、「ユダヤ人監督がユダヤ人を貶める映画を製作する」ということになってしまい、そのことについて快く思わない「ユダヤ人団体」が何らかの圧力をかけてきたとしても不思議ではありません。更にいえば、キューブリックの妻クリスティアーヌの叔父は、ユダヤ人排斥のプロパガンダ映画『ユダヤ人ジュース』を監督した、ナチス御用達の映画監督ファイト・ハーランなのです。マスコミや圧力団体の餌食ならずに済んだ(キューブリック一家は『時計…』で散々な目に遭っている)クリスティアーヌは『アーリアン…』中止の報を聞き、胸をなでおろしたとの感想を漏らしています。

 『アイズ ワイド シャット』に脚本で参加したフレデリック・ラファエルは、キューブリックが原作小説『夢小説』の中に存在するユダヤ人要素を徹底的に排除しようとしている様を、著書『アイズ・ワイド・オープン』の中で書いていますが、それは『アーリアン…』製作準備中に受けた「ユダヤ人団体」からの圧力に懲りていたからではないか、というのが管理人の推察です。よっぽど苛立ちを募らせていたのか、キューブリックは「ヒトラーは正しかった」と冗談とも本気ともつかないようなことを言っていたとも、その著書には記述があります。

 『シンドラーのリスト』はオスカーを獲得しましたが、前作『フルメタル・ジャケット』で、同じベトナム戦争ものの『プラトーン』がオスカーを獲得してしまい、そのことが『フルメタル…』の評価や興行成績に影響を及ぼした事実が、キューブリックの『アーリアン…』中止という判断に影響したとも考えられます。他には家族の問題(キューブリックは家族第一主義だった)などがあり、長期間イギリスを離れられない(東欧で撮影しようとしていた)という事情もあったようです。

 いずれにしても、中止の理由はひとつではないと思われます。ヒロインのターニャにキャスティングされていたヨハンナ・テア・ステーゲは「突然風船が破裂したように感じた」とショックの大きさを語っています。個人的には「キューブリックの『A.I.』」よりも、『アーリアン・ペーパーズ』を観てみたかったと思っているのですが、小説『五十年間の嘘』の映画化が将来あるとするならば(2009年に企画はされましたが、その後の進展は不明)、監督がキューブリックじゃなくてもぜひ観てみたいですね。
【お願い】キュレーションサイトやまとめサイト、個人ブログ等で当ブログの情報を流用し、記事化する場合は「KUBRICK.Blog.jp」の明記と該当記事へのリンク張ることを条件に、許可も報告も不要となっております。何卒ご協力を宜しくお願いいたします。

    このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote


 アメリカではクリストファー・ノーランが監修した、アンレストア・70mm版『2001年宇宙の旅』の上映が始まったようです。

 動画を見てみるとさすがに70mmのリールはでかいですね。さて、このフィルムが日本にやってくるかどうかですが、管理人の知る限り日本で70mmの上映施設があるのは、東京・京橋にある国立映画アーカイブのみです。ぜひ、実現してほしいですね。

 カストロ劇場のウェブサイトはこちら
【お願い】キュレーションサイトやまとめサイト、個人ブログ等で当ブログの情報を流用し、記事化する場合は「KUBRICK.Blog.jp」の明記と該当記事へのリンク張ることを条件に、許可も報告も不要となっております。何卒ご協力を宜しくお願いいたします。

    このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote
動画は全ページ紹介していますので、ネタバレを回避したい方は視聴をご遠慮ください。



 かなりのボリュームと重さなので、届いた時は驚きました。内容は、キューブリックのルック社時代の取材写真と、その掲載ページが時系列で紹介されていて、キューブリックの「ポートフォリオ」を見ているような、そんな一冊になっています。

 ここに採り上げられているのは主なものだけで、キューブリックはルック社在籍時に残っているだけで15,000枚もの写真を撮影しています。その全てはニューヨーク市立博物館の検索ページで「Stanley Kubrick」と検索すれば見ることができるのですが、あまりにも多いのでダイジェストとはいえ、写真集として見ることができるのはありがたいですね。

 2005年に刊行された『スタンリー・キューブリック ドラマ&影:写真1945‐1950』はかなりアート寄りな切り口でしたが、今回は「報道カメラマン」としてのスタンスでまとめられています。当時のキューブリックの実像としてはこちらの方が正しいので、個人的には本書の方をおすすめしたいです。『ドラマ&影』も悪くはないのですが、ちょっと大上段に構えすぎのような気がしますので。

 ひとつ気がかりなのはネット全盛の現代で、「ルック」という報道写真誌がどこまで理解されているか、という点です。日本では「グラフ誌」と呼ばれ、アサヒグラフや毎日グラフといった雑誌が出版されていましたが、今世紀に入ってすでに廃刊になっています。当然雑誌なので、売らんがためのセンセーショナリズムやヤラセ、仕込み、恣意的な編集などの「演出」はあって当然ですし、「報道」と言いながら戦前・戦中にはプロパガンダに利用されていました。そういうメディアであったことをよく理解した上で、キューブリックが撮った(撮らされた)これら写真の数々を鑑賞すべきでしょう。

 キューブリック本人もこれらの写真を「アート」だとは1ミリも考えていなかったはずです。そんな「制限」の中でもキューブリックらしい視点や切り口、構図やライティングは散見されます。日本で言えば高校在学中(16歳)から高校卒業時(17歳)、そして大学卒業(22歳)までの年齢でキューブリックが成し遂げた、しかし最終的には「くだらない」と捨て去った「仕事」のすべてを、ぜひ本書でご堪能ください。


Through a Different Lens: Stanley Kubrick Photographs(amazon)
【お願い】キュレーションサイトやまとめサイト、個人ブログ等で当ブログの情報を流用し、記事化する場合は「KUBRICK.Blog.jp」の明記と該当記事へのリンク張ることを条件に、許可も報告も不要となっております。何卒ご協力を宜しくお願いいたします。

    このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote



アークティック・モンキーズ、新作より「Four Out Of Five」のMVを公開

 約5年ぶりの新作『トランクイリティ・ベース・ホテル・アンド・カジノ』をリリースしたばかりのアークティック・モンキーズが、アルバムからのリード・トラック「Four Out Of Five」のMVを公開した。

 監督を務めたアーロン・ブラウン&ベン・チャペルは、2013年の前作『AM』に収録された「R U Mine?」や、「Why’d You Only Call Me When You’re High?」も手がけたコンビで、撮影は英ヨークシャーにて敢行。既にファンの間では、スタンリー・キューブリックの世界観を思わせると話題になっている。

〈以下略〉

(全文はリンク先へ:Rolling Stone/2018年5月14日




 キューブリックが好んで使用したカメラワークといえば「横移動・前後移動のドリーショット」「ローポジションのステディカム」「広角レンズによる手持ち撮影」「ゆっくり、もしくは素早いズームイン・ズームアウト」などですが、このMVにはそのほとんどが使われています。しかも「一点透視でシンメトリーな構図」や「一瞬のインサートカット」まで登場。車の運転シーンのチープなリア・プロジェクションは『時計…』への、鍵のアップや二人の女の子は『シャイニング』へのオマージュでしょう。さらにロケ地は『バリー・リンドン』でリンドン家の邸宅の外観として使用されたカースル・ハワード。これで馬まで登場するとなると、もう確信犯としか言いようがありません(笑。

 このアークティック・モンキーズというイギリスのバンドについてはよく知らないのですが、将来を期待されている有望株だそうです。サウンドが1960年代的なのはメンバーの嗜好によるものが大きいようですね。今後の彼らの活動に注目しておきたいと思います。
【お願い】キュレーションサイトやまとめサイト、個人ブログ等で当ブログの情報を流用し、記事化する場合は「KUBRICK.Blog.jp」の明記と該当記事へのリンク張ることを条件に、許可も報告も不要となっております。何卒ご協力を宜しくお願いいたします。

このページのトップヘ