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 『フルメタル…』のラストシークエンスで、このミッキーマウス行進曲を兵士達が行軍しながらこの歌を口ずさみますが、それをキューブリックによるブラックなオリジナルアイデアと受け取った人が多いようです。実は原作には、夜の兵舎での暇つぶしにとナイフや靴でネズミをベトコンに見立てて退治し、その屍骸を埋める時に弔意を込めて兵士達がこの歌を歌うシーンがあります。つまり、ベトナムで兵士達は日常的にこの歌を口ずさんでいたんですね。また全編に渡って敵兵や自分たちの事を「ネズミ」と呼んでいます。

 この兵舎でのネズミ退治シーンをカットした真意はわかりませんが、原作の該当部分はとてもユーモラスで、ある種の生活感が感じられるので、映画に人間性を持ち込みたくなかったキューブリックが採用しなかったのでしょう。ただし、「戦場」と言う非日常な空間で「ディズニー」という真逆の非日常性の歌を歌っていたという事実が気に入ったキューブリックが、歌だけを行軍のシーンで採用した、と考えられます。

 本当はオリジナルのミッキーマウス・マーチにつなげ、そのままエンドロール、という予定だったのにディズニーから使用許可が下りなかった。だから代わりにストーンズの『黒く塗れ!』を採用した、という経過も考えられます。まあ、これはあくまで想像ですが。

 当然ながらこの曲はサントラには未収録。それは仕方ないにしても『黒く塗れ!』まで未収録なのは何故?レーベルの問題でしょうか?
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ジェームズ・メイソン
James Mason (IMDb)

ジェームズ・メイソン(MOVIE-FAN)

 『ロリータ』で、ロリータに恋をする中年男、ハンバート・ハンバートを演じた。原作のファンでもあったメイソンは、最初のオファーの際、すでに舞台出演の契約をしていたために一旦は断ったが、妻や友人の説得により引き受ける事にした。『シャイニング』の撮影中のキューブリックをメイソンが訪ねる映像が『メイキング・ザ・シャイニング』に残されている。

 主な出演作は『無敵艦隊』(1937)、『灰色の男 』(1943)、『あるスパイの末路 』(1944)、『第七のヴェール』(1945)、『激情』(1945)、『妖婦 』(1945)、『邪魔者は殺せ』(1947)、『霧の夜の戦慄』(1947)、『魅せられて』(1949)、『ボヴァリー夫人』(1949)、『無謀な瞬間』(1949)、『砂漠の鬼将軍』(1951)、『パンドラ』(1951)、『ゼンダ城の虜』(1952)、『五本の指』(1952)、『イエロースカイの対決』(1952)、『流刑の大陸』(1953)、『三つの恋の物語』(1953)、『二つの世界の男』(1953)、『砂漠の鼠 』(1953)、『ジュリアス・シーザー』(1953)、『炎と剣』(1954)、『スタア誕生 』(1954)、『海底二万哩』(1954)、『黒の報酬 』(1956)、『日のあたる島』(1957)、『針なき時計』(1958)、『美女と詐欺師』(1959)、『地底探険』(1959)、『北北西に進路を取れ』(1959)、『野性の太陽』(1962)、『ザーレンからの脱出』(1962)、『潜水艦ベターソン』(1963)、『ローマ帝国の滅亡』(1964)、『女が愛情に渇くとき』(1964)、『太陽が目にしみる』(1965)、『ジンギス・カン』(1965)、『ロード・ジム』(1965)、『ジョージー・ガール 』(1966)、『恐怖との遭遇』(1966)、『ブルー・マックス』(1966)、『太陽を盗め』(1968)、『うたかたの恋』(1968)、『としごろ』(1969)、『夜の訪問者』(1970)、『殺し』(1971)、『無頼プロフェッショナル』(1971)、『真説フランケンシュタイン/北極に消えた怪奇人間! 』(1973)、『マッキントッシュの男 』(1973)、『シーラ号の謎』(1973)、『マルセイユ特急』(1974)、『新・おしゃれ泥棒』(1974)、『プリンセスの自叙伝 』(1975)、『デッドリー・ディール』(1975)、『マンディンゴ』(1975)、『怪盗軍団』(1975)、『さすらいの航海』(1976)、『戦争のはらわた』(1977)、『ブラジルから来た少年』(1978)、『天国から来たチャンピオン』(1978)、『死霊伝説』(1979)、『名探偵ホームズ/黒馬車の影』(1979)、『ザ・パッセージ/ピレネー突破口』(1979)、『華麗なる相続人』(1979)、『北海ハイジャック 』(1979)、『12月の熱い夏/裏切りが呼ぶ、陰謀の炎』(1982)、『評決』(1982)、『地中海殺人事件』(1982)、『アイバンホー』(1982)、『チーチ&チョン/イエローパイレーツ』(1983)、『死を呼ぶ晩餐』(1985)、『炎のレジスタンス』(1985)など。

 1909年5月15日イギリス・ヨークシャー生まれ。1984年7月25日心臓発作で死去した。
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54)

 『ロリータ』で、モーテルに泊まった朝、ロリータがハンバートにもちかける「ゲーム」。もちろん意味は「セックス」なのだが、当時の検閲ではこれが精一杯の表現。
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 『時計…』が70年代のロンドンパンク・シーンに少なからず影響を与えていたのは、よく知られているけど、アメリカのこのバンドについては全く知りませんでした。で、調べてみたところ「1995年、テキサスのオースチンで活動を始め、今までに7インチシングルを8枚、12インチシングルを2枚、フルアルバムを4枚リリースしている。内容は全て『時計…』に関するもので、歌詞はナッドサット言葉を用いていている」だそうです。

 で、歌詞を検索したらこんな感じでした。ナッドサット言葉はないようですが・・・あまり頭の良さそうな歌詞じゃないですね。しかし相変わらず固定ファンがいるんですねOiって。スラッシュとかハードコアとかOiとかはニッチなニーズがあるんでしょう、ずーっとありますもんね。

 ところでこのプロモ、面白いのは『時計…』でも予告編の方をオマージュしているところ。これはちょっと新鮮。でも『時計…』だけにこだわっていたらネタ続くのかな?と余計な心配をしたくなりますが、現在も活動しているかどうかは・・・知りません。笑
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Lucien Ballard (IMBd)

 『現金…』で、撮影を担当したカメラマン。この頃すでにベテランで、ハリウッドでは名の知れた名カメラマンだった。そんな自分が、まだデビューしたばかりの若い新人監督にあれこれ指示をされるのが嫌だったのか、それとも若造のキューブリックをナメていたのか、「この方が慣れているから」と言って、キューブリックの指示とは違うレンズで違う位置から撮影しようとした。それに対してキューブリックは「指示通りにするか、セットから立ち去るかどちらかだ」と静かに言い放ったという。それからバラードとキューブリックの間にもめ事は起こらなかったそうだ。

 参加作品は『昼下りの決斗』('62)、『ボーイング・ボーイング』('65)、『ネバダ・スミス』('66)、『墓石と決闘』('67)、『勇気ある追跡』('69)、『エルビス オン・ステージ』('70)、『ゲッタウェイ』('72)、『ブレイクアウト』('75)、『セント・アイブス』('76)、『正午から3時まで』('76)など。1908年5月6日マイアミ生まれ、1988年10月1日没。
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