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Lucien Ballard (IMBd)

 『現金…』で、撮影を担当したカメラマン。この頃すでにベテランで、ハリウッドでは名の知れた名カメラマンだった。そんな自分が、まだデビューしたばかりの若い新人監督にあれこれ指示をされるのが嫌だったのか、それとも若造のキューブリックをナメていたのか、「この方が慣れているから」と言って、キューブリックの指示とは違うレンズで違う位置から撮影しようとした。それに対してキューブリックは「指示通りにするか、セットから立ち去るかどちらかだ」と静かに言い放ったという。それからバラードとキューブリックの間にもめ事は起こらなかったそうだ。

 参加作品は『昼下りの決斗』('62)、『ボーイング・ボーイング』('65)、『ネバダ・スミス』('66)、『墓石と決闘』('67)、『勇気ある追跡』('69)、『エルビス オン・ステージ』('70)、『ゲッタウェイ』('72)、『ブレイクアウト』('75)、『セント・アイブス』('76)、『正午から3時まで』('76)など。1908年5月6日マイアミ生まれ、1988年10月1日没。
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突撃 [DVD](amazon)


  邦題/突撃
  原題/Paths of Glory
 公開日/1957年12月25日(86分、モノクロ)
日本公開/1958年2月19日
製作会社/ハリス=キューブリック・プロダクション
  製作/ジェームズ・B・ハリス
  監督/スタンリー・キューブリック
  原作/ハンフリー・コッブ「栄光の小径」
  脚本/スタンリー・キューブリック
     カルダー・ウィリンガー
  撮影/ジョージ・クラウス
  編集/エヴァ・クロール
  音楽/ジェラルド・フリード
  美術/ルードウィッヒ・レイバー
  出演/カーク・ダグラス(ダックス大佐)
     ラルフ・ミーカー(パリス伍長)
     アドルフ・マンジュー(ブルラール将軍)
     ジョージ・マクレディ(ミロー将軍)
     ウェイン・モリス(ロジェ中尉)
     リチャード・アンダーソン(サントーバン少佐)
     ジョセフ・ターケル(アーノー二等兵)
     ティモシー・キャレイ(フェロル二等兵)
     ほか
  配給/ユナイテッド・アーティスツ



 1916年、第一次世界大戦中のフランス軍。ブルーラード将軍はドイツ軍の難攻不落な陣地「蟻塚」を攻め落とそうと、ミロー将軍に明後日までに占領せよとの命令を出す。現状では不可能と主張するミローは昇進をほのめかされたため承諾する。前線を視察したミロー将軍から命令を聞かされた、701歩兵連隊長で元弁護士のダックス大佐は攻撃は無謀だと抗議するが、解任を示唆され止むなく受け入れる。

 その夜、3名が蟻塚偵察に向かうがロジェ中尉は敵前逃亡し、その際ルジューンを手榴弾で殺害する。それに気付いたパリス伍長はロジェを激しく非難した。明け方作戦が開始されると、ダックス大佐はピストルを持って連帯を鼓舞し、兵士とともに戦うが激しい砲撃と機銃掃射で連隊は途中で前進を阻まれる。だがB隊は壕にこもって攻撃をしようとしなかった。しびれをきらしたミロー将軍は味方の陣地を砲撃しろと命令するが砲兵隊はそれを拒否、そんな中、先発隊も塹壕へ退却し始める始末だった。

 ミロー将軍は命令を実行しなかったとして3中隊から1名ずつ、合計3名を選び軍法会議にかけることにした。ダックス大佐は弁護を志願したが、それを思いとどまるようミローはダックスに圧力をかけた。選ばれた兵士は気に入らないからと選ばれたフェロル二等兵、くじ引きで選ばれたアーノー二等兵、ロジェ中尉のルジューン殺害を告発しようとしたパリス伍長の3人だった。裁判が進むにつれ、これは形ばかりの軍法会議で見せしめとして銃殺刑にするのが目的だと気付いたダックス大佐は、元弁護士という経歴もあり軍法会議でこの裁判の不当性を主張する。

※ネタバレ注意

 ダックスの主張は認められず、裁判は3人に有罪を言い渡した。最期の時を待つ3人は苛立っていた。懺悔を聞きに来た従軍神父を酔っぱらったアーノーは侮辱し、それに激怒したパリスはアーノーを殴って重傷を負わせてしまう。銃殺隊長の人選にダックスは敵前逃亡したロジェ中尉を選ぶ。命令を嫌がるロジェに構わず無理矢理任命した。その時ダックスはミロー将軍の味方への砲撃命令の存在を知る。それを盾に銃殺刑を止めるようブルーラード将軍に圧力をかけた。結局銃殺刑は施行されたが、ミロー将軍も味方への砲撃命令で査問委員会にかけられる事になる。ブルーラード将軍はダックスへ昇進を持ちかけ、そのかわりミローの告発を取り下げるよう暗に要求する。それをダックスは拒否した。

 酒場で騒ぐ701連隊の兵士たちは、敵の少女をさらし者にし喜んでいた。少女が歌を歌い始めると侮辱していて兵士は静かになり、涙を流し一緒に歌い始めた。その様子を見ていたダックスは前線に戻る命令を少し待つように指示した。
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Anthony-Burgess-and-typrewriter
Anthony Burgess (IMBb)
アンソニー・バージェス(MOVIE-FAN)

 『時計…』の原作者で小説家。『時計…』(1963)は、バージェスが脳腫瘍で余命1年と診断されたため(結局誤診だった)『ひとつの解答への権利』(1961)、『ある国の悪魔』(1962)、『見込みのない種子』(1963)と同時期に短期間で書かれた小説のひとつ。第二次世界大戦中のロンドンで妻がアメリカの脱走兵にレイプされるという事件が起こり、その苦しみ抱えつつ脱稿した。後にバージェスはこの小説を「アル中状態で書いたクズ本」と酷評している。1917年2月15日イギリス・マンチェスター出身、1993年11月22日死去。

 本来の小説版は最終章の第21章で、アレックスが暴力に魅力を感じなくなっている自分に気が付き、成長したと自覚するところで終わっている。ところがアメリカの編集者は第21章が追加されたいない原稿をそのまま印刷してしまった。(現在は第21章で終わっている修正版を出版済)、そのアメリカ版を読んだキューブリックはそれに気付かず、気付いた後になっても「これまでの調子と合わないから」と採用しなかった。小説家の思い入れには全く組みしないキューブリックらしいエピソードだ。
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 『時計…』では、『雨に唄えば』と同様、ストーリーの重要なキー・ポイントとしてベートヴェンの『第九交響曲』が使われています。原作によるとアレックスはベートーヴェンばかり聴いていた訳ではないのですが、映画化する際にキューブリックはより単純化・様式化し、アレックスの部屋にはベートーヴェンのポスターが、刑務所の部屋には胸像が、猫おばさんの武器もベートーヴェンの胸像(前者と同じ物?)だし、ミルクバーで歌手が突然歌った歌も『第九』、作家の家の呼び鈴は『運命』だったりと、作品中ベートーヴェンだらけにしてしまいました。

 第九のコンサートでは最終楽章が終わったと同時に「ブラボー!」と立ち上がって拍手を送るのが定番になっていますが、最後のアレックスの性夢はまさにそのイメージですね。理解していない人も多い様ですが。映画で使用されたのは、アレックスが自室で聞いていたシーンでマイクロカセットになっていた、フリッチャイ指揮・ベルリンフィルによる『第九』。アマゾンのレビューによるとかなり評価が高いようです。
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 『時計…』で、キャットレディ撲殺の凶器にされた「芸術性豊かな」オブジェ。作者はハーマン・マキンク。レプリカがアマゾンより発売中ですが、欲しいけど「高くて買えない」「家人が許さない」等事情がある諸氏はこちらで我慢を・・・。そのリアル且つ洗練された動きをロッシーニと共にお愉しみください。笑

 因にこちらもマキンク作。なぜか第九がよく似合いますね。
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