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ジョンの写真を撮るダン・リクター。後ろにはヨーコの姿も。



 ジョン・レノンのドキュメンタリー『イマジン』といえば、ジョンの死後、1988年に公開されたドキュメンタリー映画『イマジン』が有名ですが、それではなく、ジョンとヨーコが1972年に制作・発表したプライベート・フィルムの『イマジン』の方です。一部は名曲『イマジン』のPVに使われているので観たことがある方も多いかと思いますが、下記はそのパート1で、4分2秒あたりから写真を撮るダン・リクターが映っています。



 また、ポールへの悪意満載の迷曲『ハウ・ドゥ・ユー・スリープ?』のレコーディング風景を納めた動画にも2分5秒あたりから映り込んでいます。



 『2001年宇宙の旅』で猿人「月を見るもの」を演じたダンは、猿人のシーンの撮影終了後も異星人を演じるために撮影所に留まっていたそうですが、キューブリックがそれを断念した後は俳優仲間や音楽関係者と共に、ジョン・レノンが購入した南イングランドのアスコットにある「ティッテンハースト・パーク」に移住しました。要するにダンはジョンとヨーコの「取り巻き」の一人だったのです。そして1971年にダンは撮影監督としてこの『イマジン』の制作に参加。ジョンとヨーコは1971年8月までここに住み、その後ニューヨークに引っ越しました。ダンは1973年に二人と別れたそうです。

 ところでキューブリックとビートルズに関してはこの記事この記事など、いくつか逸話がありますので、今後まとめて記事にしたいと思います。

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猿人の衣装を身につけたダン・リクター
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サイズはXS。168cm・63kgの管理人は通常Mサイズですが、同じMでもぴったり目を好むので肩幅や身幅はそれと同じくらいでした。ただし丈は少し長め。H&Mのサイズ感は大きめMならS、小さめMならXSを選ぶといい感じ。

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タグに「STANLEY KUBRICK COLLECTION」のロゴ。非正規品はヤフオクなどで簡単に入手できますが、ブログやツイッターのネタにするには抵抗がありました。その点正規ライセンス品は安心感がありますし、プレゼントしても後ろめたくないですね。それに有名ブランドのH&Mですし(笑。



 Twitterで見かけ、面白そうだったので銀座のH&Mで探したのですが、季節外れなのか見つからず、仕方ないのでH&Mのネットショップを探したのですが在庫なし。一旦あきらめたのですが、たまたまネットショップで在庫が復活していたので、すかさず購入しました。メンズ用で価格は1,799円。確かに生地はペラッペラですが、値段が値段なのでまあこんなものでしょう。

 ところで写真には2枚写っていますが、これはクリスマスプレゼント用に購入したものだからです。私的な話で恐縮ですが、管理人の身近には双子の姉妹がいます。その双子にクリスマスにプレゼントするつもりで買いました。ですので、メンズですがサイズは最小のXSになります。女性にはちょっと大きめになりますがこれしかないので仕方ないですね。

 ちなみに姉妹とも『シャイニング』は鑑賞済み。たぶんこんなものをクリスマスにプレゼントされたところで「え〜っ・・・」と微妙に嫌がるだけだと思いますが、その嫌がる反応を楽しみたいと思っています(笑。まあ、部屋着かパジャマくらいにはしてくれるでしょう。
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sacaiとUNDERCOVERの凱旋ショーをプレイバック

 2017年10月20日の夜、「Amazon Fasion “AT TOKYO”」内の特別企画としてsacai(サカイ)とUNDERCOVERの(アンダーカバー)の合同ショー「10.20 sacai / UNDERCOVER」が開催された。舞台となったのは聖徳記念絵画館前に用意された、特設テント。

〈中略〉

 ショーのラストには、ランウェイモデルではなく少女たちが現れるという東京のみの仕掛けも! おそろいのワンピースを着ていながらも、片方の服だけには赤い糸の装飾が……。この双子をはじめ、1stルックに登場したスカートの柄、オープニング曲など、スタンリー・キューブリック監督のホラー映画『SHINING』(1980)からの着想や引用が見られる。

〈以下略〉

(全文はリンク先へ:SPUR.JP/2017年11月2日




 以前この記事でコーチが『シャイニング』のアポロセーターそのままのコレクションを発表したことをお知らせしましたが、今回はUNDERCOVERが『シャイニング』の双子の少女をモチーフにしたコレクションを発表したようです。

 この記事によると、デザインしたのは日本人デザイナーの高橋盾氏だそうですが、これを「デザインした」と言っていいものかどうか疑問に思います。まるっきりそのまんまですからね。コーチのときも思いましたが、ファッション界ではこれを「着想」「引用」と言うそうです。素人からすれば「もろパク」に見えなくもありませんが、ワンピースはリバーシブルになっていて、血は赤い糸の刺繍、裾は垂らしているところが唯一アイデアらしいアイデアでしょうか。まあ素人にはわからない「センス」がどこかに光っているんでしょう。

 コーチのアポロセーターは一般発売がありましたが、こちらはどうでしょう? 買う人は・・・まあ、そんなにはいないでしょうね。

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George Romney - Mrs. Bryan Cooke (Frances Puleston, 1765–1818)



 『ロリータ』のラストシーンで撃ち抜かれた女性の肖像画はジョージ・ロムニー作『ブライアン・コーク夫人(フランシス・プルストン)』でした。そしてこのロムニーもまた、一人の少女「エマ」に魅せられ、狂わされた中年男性だったのです。

 wikiによると

 ロムニーは生活の糧である肖像画とは別に文学的な主題を持った作品を手掛ける事も渇望していた。1782年4月、友人のチャールズ・グレヴィル卿が肖像画を依頼するために新しい愛人をロムニーのもとに連れてきた。彼女こそ彼に多大な芸術的霊感を与えてくれる女神とも言える存在となる、エマ・ハート(後のエマ・ハミルトン)であった。当時エマ・ハートは17歳、ロムニーは47歳であった。グレヴィルは商業的思惑で依頼したのであるが、芸術家としてのロムニーにとっても得難い邂逅だった。エマは肉体的存在感とプロのモデルにも匹敵する表現力と天性の魔性を兼ね備えていた。ロムニーは肖像画家としての日常の仕事と両立させる事が困難になるほど、エマに取り憑かれた。

 彼はエマの肖像画を様々なポーズで60作以上描いた。それらは現実的な肖像、寓話・神話・宗教的イメージの具現化と多岐にわたった。エマは1782年4月から1786年3月まで約180回ロムニーの前でポーズをとった。多くは文学的な主題における劇的なヒロイン、魔女キルケーに始まり、メデイア、バッカスの巫女、テティスなどに扮した。1886年にエマ・ハートはナポリに向かいウィリアム・ダグラス・ハミルトン卿の愛人となった。1891年にハミルトン卿と正式に結婚するためイングランドに帰国し、6月から9月にかけて34回ロムニーのモデルを務めた。結婚式の日にただ一度「ハミルトン夫人」としてロムニーの前に座った。その後エマはナポリに戻り、二度とロムニーと再会する事は無かった。

(引用先:wikipedia「ジョージ・ロムニー」


 と、ハンバートと瓜二つな入れ込みっぷりと失恋っぷりに驚きますが、ハミルトン夫人となったエマはその後、ハミルトンと親交のあったイギリス海軍の英雄、ネルソン提督と愛人関係に。すでに高齢だったハミルトンはこの事実を受け入れ、ネルソン提督との友情を保っていたそうです。

 数々の男を狂わす魔性の女、エマですが、ジョージ・ロムニーが描いたエマの肖像画の一つがこれです。

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George Romney - Lady Hamilton (as Nature)

 ロムニーはモデルをそのままリアルに写しとることはせず、かなり「美化」して描いていたそうですが、それでもなかなかの「ロリ」っぷり。次々と中年男性を虜にするのも理解できます。

 しかし、キューブリックが『ロリータ』で使用した肖像画は、こんなおいしい実話があるエマではなく、『ブライアン・コーク夫人』でした。モデルのフランシスは1765年もしくは1753年シチリア生まれ。亡くなったのは1818年です。ヨークシャーの議員だったブライアン・コークと1787年に結婚。映画の絵は1787〜89年に描かれたそうなので、結婚を機に描かせたのではないかと想像できます。ですので描いた当時は「ミス(未婚)」ではなく「ミセス(既婚)」になります。

 キューブリック版『ロリータ』のこのラストシーンは、完全にキューブリックの創作ですので、なにがしかの意図があるのは明白ですが、撃ち抜く肖像画ならこの『ブライアン・コーク夫人』ではなく独身(愛人)だった『レディ・ハミルトン』の方がふさわしい気がします。しかしイギリスでは偉大なる英雄、ネルソン提督の愛人でもあったということもあり、「撃ち抜く」シーンには各方面からの批判も予想できます。『ロリータ』映画化に伴い、さまざなトラブルに見舞われていたキューブリックは、これ以上の「悩みのタネ」が増えるのを好まず、同じロムニー作でもあまり有名ではない『ブライアン・コーク夫人』の肖像画を選んだのではないでしょうか。

 ただ、この頃のキューブリックは後の「こだわり主義者の権化」と化す前なので、単に「小道具係が用意した肖像画で気に入ったのがこれだった」という単純な理由も考えられます。あまり「深読み」すぎるのもキューブリック自身が「詮索好きの見当違い」と批判していますし、自重はしつつも「一つの可能性」としてここに論じておきます。

 余談ですが、このエマとネルソン提督との不倫物語は『美女ありき』として、ヴィヴィアン・リーとローレンス・オリヴィエ主演で映画化されているそうです。


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 言わずと知れたガンズ・アンド・ローゼズ(ガンズ)の1987年の大ヒットナンバー。海外の記事に「キューブリックにインスパイアされたPV」と紹介されていて、「あれっ?そんなシーンあったっけ?」と思ったのですが、3分28秒からのブリッジの部分が『時計じかけのオレンジ』のルドビコ療法のシーンにそっくり、ということだそうです。当時さんざんこのPVを見ましたが、なぜかそんな風に感じたことはありませんでした。理由は多分デヴィッド・ボウイ主演の1976年公開の映画『地球に落ちて来た男』の拷問シーンを連想していたからだと思います。でも、元を辿ればこれも『時計…』に行き着くので、「インスパイアされたものにインスパイアされた」ってことになるんでしょうね。
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